あらすじ
ハイクラスの身ながら短命な性モザイクで生まれたナミアゲハ出身の葵は、十八年間空気のように扱われて生きてきた。生きている間に、せめて誰かに必要とされたいと、性モザイクを探していたケルドア公国の大公との縁談を受けることにした葵だったが、葵の役割は、絶滅危機にあるグーティ・サファイア・オーナメンタル・タランチュラの最後の一人、美しくも冷徹な大公シモンと月に七日交わり、跡継ぎをつくることだった。できなければ離縁されると知り、その過酷な条件に心を痛める葵だったが──。
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ムシシリーズの大ファンで全巻読破するように頑張ってますが『愛のあり何処〜』ずっと泣きながら読みました。辛いシーンが多いですが特にシモンの生い立ちがエグいほど酷くて。太公という責務と狂った母親のせいでまともに子供時代を過ごせなかったことで彼の心が7歳で止まってしまって。葵の生い立ちも大概ですが彼は家族以外に愛情は教えて貰ったことがラッキーだったと。子供がうまれからの葛藤がまたなけてきます。シモンと再会できてほんとに良かった。
Posted by ブクログ
だーもうめんどくせーなシモンってば(爆)。
でもってやっぱり続きが気になる。
空くんが成長してからの話も読みたいし
翔くんもフォローしてあげて欲しいし
まだいろいろと余白がある感じです。
Posted by ブクログ
おおお重かった…。
学園からワールドに飛び出てしまいました、ムシシリーズ。愛の巣へ落ちろ!の翼と同じく、性モザイクのシングルマザーの葵の話。知らない国で子どもを作る道具扱いされる事も、種の差別や虐めがあることも、ツライ。一番はシモンと心が通じ合えないのがツライ。
フリッツが最後まで葵の味方でいてくれたのが救いかな。辛かったので暫く再読できません。
とりあえず、急いで続編読む。