【感想・ネタバレ】京都・山口殺人旅行のレビュー

あらすじ

父が失踪した! ニューヨークで一緒に住んでいた娘の理矢子は、父が最後に送ってきたハガキに書かれていた京都、そして山口へと捜索の旅へ出かける。同行した新聞記者の田村と彼女をそこで待ち受けていたのは、奇怪な事件、そして新たな殺人。最後に二人がたどり着いた思いも寄らない結末とは!? 女王・山村美紗のミステリー・ロマン!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

山村美紗の別の殺人事件では,捜索に協力してくれた人が犯人だった。
そのため,本作品も最後まで気が抜けなかった。

山村美紗のよいところは、いろいろな組み合わせで、
持ち駒が少なくてもやりくりしてしまうところだろう。

必ず京都をいれて、京都を拠点にすることで、
狩矢警部を登場させることができる。

山村美紗が一番信頼している男性が狩矢警部なのかもしれない。

山村美紗の小説で,解説が面白いものが多い。
本作品には解説がないのが残念です。

1
2011年09月06日

山村美紗氏の晩年の名作

僕は「阪神・淡路大震災」の直前にこの推理小説の存在を知りました。万里村奈加先生の「危ないウェディング・ベル」と言う「推理ものの少女漫画」に登場しています「下沼課長補佐」と言う殺人犯もでしたが、この「京都・山口殺人旅行」に登場しています殺人犯の「田村信一」、許せない男ですね。自らの「勤務する銀行での不正経理」を隠蔽するために恋人の「名木陽子」を実行犯に利用して主人公の「山川理矢子」の父を殺害するなんて…!もし僕が「殺人犯」でしたら、他人を実行犯に利用するなんて卑劣な真似は絶対にしないでしょう。それにしましても、主人公の「父の行方を探したり、父を殺害して犯人を見つけたりしようとする」執念の強さにとても感動しました。まさか、この推理小説が「文庫本」として発売されてから間もなく山村美紗が他界してしまうなんて…!彼女がまだ存命しておられるうちに、それも「エースをねらえ!」や「ベルサイユのばら」みたいに「推理ものの少女漫画」が大ヒットして欲しかったです。

#感動する #ドキドキハラハラ #怖い

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2024年03月30日

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