あらすじ
新しいビジネスモデルが生まれるときに働く知を、ビジネス・インサイトと著者は呼ぶ。この創造的な知は何なのだろうか。M。ポランニーの「知の暗黙の次元」に関連づけ、ビジネス・インサイトが作用した多くの実例を考察して、ケース・スタディで習得できる可能性を探る。マーケティング研究の第一人者による経営学の新展開。
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Posted by ブクログ
論文ぽかったり学術ぽい側面があるため一部読みづらいところもあったけど、多くのケースが事例としてあったため理解しやすかった。
既存事業における現状分析→仮説評価→改善では、市場全体の変革には追いつかず、実は取り残されていたということは容易に考えられる。
と。
事業の本質は、必ずしも目に見えているものではなくて、生活者のライフスタイルにおいてどのような位置づけでどのように使用されているか、、など中核にあるものを読み取ることが重要。とのこと。
たとえば、アメリカでミルクシェークが、飲み物ではなく、朝の朝食代わりにのまれていて、飲料市場で戦っていたと考えていたが実は朝食市場の中で戦っている。
→となると競合は、コーンフレークや日本ならおにぎりとか?
そうすると、事業のプロモーションや流通・小売の戦略も変わってくる
ということになる。
南極の冷蔵庫は、今日本で使っている冷蔵庫の冷やす役割ではなく解凍するものとして使われる。
外部の環境が違えば用途も変わってくる。
市場のニーズをしっかりと把握すること。
→生活者・対象に棲み込むこと
考え方のヒントにはなった。
わかりづらくなりそうだったら、事例の部分を何度も読むことをおすすめします。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
新しいビジネスモデルが生まれるときに働く知を、「ビジネス・インサイト」と著者は呼ぶ。
この創造的な知は何なのか。
M・ポランニーの「知の暗黙の次元」を手がかりに、ビジネス・インサイトが作用した多くの実例を考察して、ケースを学ぶことで習得できる可能性を探る。
マーケティング研究の第一人者による経営学の新展開。
[ 目次 ]
序章 経営者は跳ばなければならない
第1章 実証主義の経営を検証する
第2章 ビジネス・インサイトとは何か
第3章 知の隠れた力tacit knowing
第4章 ビジネス・インサイトをケースで学ぶ
第5章 ケース・リサーチの可能性
第6章 経営における偶有性
[ POP ]
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