【感想・ネタバレ】忘れられた日本人のレビュー

あらすじ

柳田国男・渋沢敬三の指導下に、生涯旅する人として、日本各地の民間伝承を克明に調査した著者(一九〇七―八一)が、文字を持つ人々の作る歴史から忘れ去られた日本人の暮しを掘り起し、「民話」を生み出し伝承する共同体の有様を愛情深く描きだす。「土佐源氏」「女の世間」等十三篇からなる宮本民俗学の代表作。 (解説 網野善彦)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・山口県周防大島町出身の民俗学者である宮本常一が、1930年以降日本各地をフィールドワークし続けた記録
・ごく一部の著名な日本人が歴史の立役者として取り上げられるが、見えないところでも生活を営む人々がいて、それらの日の当たらない人々がこの国を作っているのではないか。彼らと共に暮らしてみて見えてくるものがあるのではないか
・この本を読むまでは知りもしなかった場所の、明治~昭和の激動の時代を生きた人々の生活が、瑞々しく生き生きと浮かんでくる
・物資も今ほど豊かでなく、情報も今ほど整理されておらず、電子機器等通信手段もない時代に、辺境と呼べるような場所に実際に身を置く苦労はどれほどだったか
・その中で現地の人の生活に寄り添って理解しよう、記録しようとする姿勢に感動した
・内村鑑三の『代表的日本人』とセットで読むと面白いと思った
・取り上げられている場所&テーマメモ↓
 >長崎県対馬市上県町伊奈→村の古文書を借りる際の寄り合い民主主義
 >愛知県北設楽郡名倉村(現設楽町)→古老の座談会。外界との道路開通での変化
 >長崎県大町郡周防大島町、東和町→田植えの際は女子の方が立場上。下ネタ好き、、世間師という外部と交流して技術などを持ち帰る人が村の経済に寄与
 >高知県高岡郡梼原町→橋の下で30年暮らす盲目のホームレスの身の上話
 >島根県邑智郡田所村(現邑智町)→文字を持つと外界と自分の村を比較しようとする。作為が入り込む可能性

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2026年03月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何だか読んでいて不思議だった。

全然民俗学のこととかは知らないのだけれど、

とにかくこの人はいろいろと村社会などの日常を観察して記録してたらしい。

100年ぐらい前の。

本人はいわゆる都会の知識人で、

日本各地の庶民の生活史を研究者として報告していて、

現代の私達からしたら、100年前の学者ということ自体も史料という側面があるから、

著者のまなざしに半分入り込み、半分外に出ている感じで読んでいた。

いろいろ印象に残ったことがある。

老人の役割、40代からすでに隠居も、

老女の泣きごと講、

寄りあい、地縁と血縁、

若者への視点、世代間格差、近代化の波、

世間師、

文字に縁があるとないと、



新鮮でした。

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2026年01月30日

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