あらすじ
柳田国男・渋沢敬三の指導下に、生涯旅する人として、日本各地の民間伝承を克明に調査した著者(一九〇七―八一)が、文字を持つ人々の作る歴史から忘れ去られた日本人の暮しを掘り起し、「民話」を生み出し伝承する共同体の有様を愛情深く描きだす。「土佐源氏」「女の世間」等十三篇からなる宮本民俗学の代表作。 (解説 網野善彦)
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Posted by ブクログ
何だか読んでいて不思議だった。
全然民俗学のこととかは知らないのだけれど、
とにかくこの人はいろいろと村社会などの日常を観察して記録してたらしい。
100年ぐらい前の。
本人はいわゆる都会の知識人で、
日本各地の庶民の生活史を研究者として報告していて、
現代の私達からしたら、100年前の学者ということ自体も史料という側面があるから、
著者のまなざしに半分入り込み、半分外に出ている感じで読んでいた。
いろいろ印象に残ったことがある。
老人の役割、40代からすでに隠居も、
老女の泣きごと講、
寄りあい、地縁と血縁、
若者への視点、世代間格差、近代化の波、
世間師、
文字に縁があるとないと、
…
新鮮でした。