あらすじ
言い交した娘を襲おうとした浪人を殺した丈吉は、久蔵の情状酌量もあって遠島ですみ、さらに赦免で江戸に戻ってきた。丈吉はその娘・おふみの行方を探すが、おふみは今は長屋の隣人の浪人で、一人で娘を育てる夏目佐内と互いを思いあっていた。そんな折、丈吉に弟を殺された博奕打ちの清蔵が、丈吉に賞金を懸けたという。それを知った左内は意外な行動をとる。さらにおふみの気持ちを知った丈吉は、身を引こうとするが……。
好評シリーズ第29弾!
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Posted by ブクログ
藤井邦夫さんの「花見酒」(2017.4)、秋山久蔵御用控シリーズ№29です。年始客、狐憑き、花見酒、飼殺しの4話。「起」「承」「転」「結」のごとき展開です。花見酒、飼殺し、特上です。特に花見酒は、久蔵のみならず、いい男ばかり、泣けてくるぜっ(^-^) 男の真心、女の真心、いつの世もひとの心を潤し、生きる喜びの源ですね。秋山久蔵の「人情裁き」集大成のような気がしますが、まだまだ終焉には程遠いと思っています(^-^)