【感想・ネタバレ】その後の慶喜 ──大正まで生きた将軍のレビュー

あらすじ

1867年、大政奉還を行った徳川慶喜は歴史の表舞台から姿を消し、1913年に没するまで時代との係わりを断って静かに暮らした。旧幕臣たちとの微妙な関係、狩猟や写真など多岐にわたる趣味、たくさんの子どもを作った家庭人としての側面、そして自分を追い落とした明治政府と皇族への感情。謎に包まれた「最後の将軍」の長い余生を第一人者が鮮やかに浮かび上がらせる。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

明治時代の徳川慶喜の姿を資料や研究に基づいてしっかりと追い、紹介した一冊。
静岡に行ってからの30年間の最後の将軍・徳川慶喜がどのように暮らしたかなどがリアルに示される。狩猟や自転車などアウトドア派の一面、徳川本家や勝海舟、渋沢栄一らとのそれぞれの関係性も興味深い。
最後の将軍として慎み続けた静岡時代と晩年の名誉回復、そして歴史的記録への情熱。久々に夢中で読める一冊だった。

0
2023年02月25日

「学術・語学」ランキング