あらすじ
映画のシーンに登場する本や言葉は、映画を読み解くうえで意外な鍵を握っている。本書は、作品に登場する印象的な言葉を紹介し、それに込められた意味や背景を探っていく。原作小説はもちろん、思わぬ関連性を持った書籍、劇中で流れた曲の歌詞にまで深く分け入って解説。紹介する作品は、『007』シリーズや『インターステラー』から、超大国の裏側がわかるドキュメンタリー映画まで。全く新しい映画評論!
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Posted by ブクログ
なんか映画関係の本が読みたいなと思って本棚を眺めていたら目に入って、いろいろな映画に触れてそうだったので読んでみた。それまで作者を気にしてなかったけど町山さんだった。なるほど。
コラムっぽいなと思ったらコラム。そのせいで区切りよく読めて、読みやすかった。
知識としてはあんま残る感じは無かったけど、そういう映画があるんだなあ、その知識がわかる人にはわかるネタがあるんだなあと実感出来た。007の下ネタひどすぎる。
Posted by ブクログ
必ずしも本と関係ある映画ばかりではなかったのだが(歌詞からの引用とか)、雑誌での連載時タイトル『映画と台詞』で納得。このタイトルのままで良いのでは。
Posted by ブクログ
コアな映画の評論が多い著者だが、この本は比較的最近の作品に焦点をあてていて、なおかつ本との意外な関係を軸に選ばれているので文学的な香りのする作品が多く読み易かった。
パトリシシア・ハイスミス(同性愛者)も初めて知ったし。原作の映画”キャロル”観てみたい。
アメリカが産んだ偉大な詩人”ホイットマン”も多種多様の映画にその詩が引用されていることも。
またまだこのネタは尽きないようなので、続編が楽しみ。