あらすじ
ところは京都、烏寺。 誰が言ったか伝えたか、喋るカラスがいたという不思議な話の残るこの寺に、これまたずいぶん長生きのカラスが一羽おりました。好奇心旺盛、あまりに長く生きているこのカラス――。食への興味は烏以上、暇も知識も持て余しておりました。そしてついには人間へ興味を持つようになったのです。いつしかあだ名は「変わり者」。人の世界まで降りてきてしまったのでした。烏寺に住む今井家に居候しつつバイトをこなし、人間界のうまいもんをいただく日々のカラス。そんな時、今井家団欒でうっかりご法度のお酒をいただいてしまい、正体バレのピンチ…! 今回もハイテンションに京都めし17軒! 巻末には、カラスたちの足跡がたどれる、「いとし京都めし2も~っと!ざっくりMAP」を収録。
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カラスのグルメ
食に対する執念や人間に対する興味から人間に化けて生活を送るカラスを主人公にした京都が舞台のグルメ漫画の第二巻。
前巻では柿のスイーツに入っていたリキュールに気づかなかった烏丸は酔ってしまい烏寺の廊下で元の姿に戻ってしまう。
そして烏寺に住む今井家の長女のかすみにその姿を見られてしまったのだ。
最初は隠せていたもののやがて助けたカラスの正体が寺に住んでいる烏丸だと気づいたかすみ。
しかし働いてちゃんと家賃を納めている以上なにも言うことはないと他の家族には言うつもりはないかすみだった。
今巻では烏丸とおなじように人間の姿に化けてバイトしている鳥仲間の鳩井や烏丸と関わりのある天狗などサブキャラの話も入ってくる。
そして食べ物もたくさん。
パンケーキにちらし寿司、衣笠丼にラーメン、アップルケーキなど和洋中ごはんにスイーツにお腹が空きそうなグルメばかり。
読んでると幸せになれる作品だった。
一巻のほのぼのおいしいごはんの雰囲気に加えて、二巻ではかすみちゃんに正体がバレたり、カラスの弟と名乗る不思議な男が現れたりと少しずつ物語が動き始めている感じです。独特の絵柄と世界観のためか、弟の件は不穏な空気がありつつも、どこかやっぱり素朴なほっくりしたノスタルジーな印象を与える漫画です。弟とも一緒に美味しいごはんを食べられるようになるといいなぁ
色々あって人間やってるのね多分
ばれてしまいましたね、カラス。でも、味方になってくれたから良かったです。食べ物がいっぱい出てきていて、お店も紹介されていたりして、京都行きたくなりました。鳩もカラスに負けず劣らず食い意地張っていて、友達認定してるカラスと食べに来たらどうなるかとか想像しているのは微笑ましいです。新たなカラスの弟?が引っ掻き回しに来ていて、単純に食べることだけの話ではないのも興味があります。