【感想・ネタバレ】クォーター・ムーンのレビュー

あらすじ

七年越しの恋人に別れを告げ、彼を忘れるための長い旅を経て故郷の大阪に戻ったさつき。新しい職場で、陽気な同僚たち、優しい女友だちとともに新しい生活を始め、二十五歳になるまでに何とか新たな人生の転機を迎えようとがんばるが……。親友の裏切り、仕事での失敗、昔の恋人の出現、憧れの一人暮らし、そして新しい恋―愛に惑い、仕事に悩む、すべての二十五歳に贈る応援歌。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公さつきが、どうにも好きになれない。二人の男への傾きがふらふらしているし、すぐ泣くし、甘えた口調だし。
でも、楽しく読めたのは、さつきは私でありみんなであり。リアルな描かれ方をしていたからだと思う。
このタイプの女は好きじゃない、でも気持ちはわかる。
流されたくないけど流されたり、仕事そっちのけになったり。人には言えないような恥ずかしい部分を、見事さつきは実行している。
結局恋愛は、破れたけど、さつきはきちんとその分大人になった。
正直、火野の別れ際のセリフもむかつくけど、でもだからこそ現実的。
物語というより、誰か近くにいる友達をあきれながら、はらはらしながら見守っている気分になるような、そんな感じの作品。

0
2012年05月17日

「小説」ランキング