あらすじ
11歳から14歳までの3年半、不登校やひきこもりを経験し、生きることが辛いほどの孤独に苦しめられた吉藤健太朗。
中1の夏、ふとしたきっかけで出場することになったロボットコンテストで奇跡の優勝を果たす。
師匠と呼ぶ先生との出会いを経て高校に進学後は、
画期的な車椅子の発明から世界最大の高校生の科学大会「Intel ISEF」でみごと栄冠に輝く体験をすることに! ところが……。
それまでの辛い経験、努力が報われたことや、栄えある受賞の誇らしさを感じながらも、
猛烈に湧き上がってくるのは「自分は何のために生きているのか」という強烈な不安感だった。
人生のいろいろな壁を、常識破りやクレイジーと言われる方法で突破しながら、
“理論”ではなく“感覚”でロボットを研究する筆者の思考回路、発想法が詰まった、
自分のあらゆる可能性の扉を開きたくなる1冊。
*目次より
・分身ロボット「OriHime」
・足を使って移動することでわかること
・私の白衣はなぜ黒いのか
・人と馴染めなかった幼少時代
・ひきこもりからの脱出
・学校は行きたいときに行くもの
・師匠への弟子入り
・世界大会への挑戦と世界の高校生との出会い
・「孤独」という問題と向き合う
・大切なことは野外活動が教えてくれた
・なぜ「擬生命化現象」は起きるのか?
・たった1人のロボット開発
・ALS患者の孤独を解消せよ
・自分への挑戦 ほか
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
人々の孤独を解消すべく、人と人とをつなぐ「分身ロボット」を発明した開発者の自伝。幼少期から人とうまく馴染めず変人扱いを受け続けてきた過去から、あえてAIを搭載しないロボットの開発へ至るまでの過程が書かれている。
好奇心の赴くまま物事を突き詰める天才肌の人でありながらも、試行錯誤で人とのコミュニケーションを学んできたというエピソードは、自虐的で面白おかしく表現されており、ところどころぷっと笑えてしまう。マインドセット的な部分でも得るものが多い本。
Posted by ブクログ
人は人に出会う生き物
長い引きこもり期間に筆者が自分を救うために考えたノウハウがやがて世界の動けない人々を救って行く
遠隔操作のorihime を操る人たちをパイロットっていうの素敵
ありがとうを受け取りすぎると負債になる
人は誰かの役に立って生きがいを感じられる
自分でやってみた事が財産