【感想・ネタバレ】百と卍(7)【特典付】のレビュー

あらすじ

お江戸男子の恋と人生、ついに【完結】!
百樹と卍の馴れ初めから、今へと繋がる最終巻。

せまい長屋をはなれ、ふたりだけの二階屋で暮らしはじめた雪花咲く頃。

生まれてはじめて風邪を引いた卍は、熱に浮かされながら”あの夏の日”を思い出していた。
それは雨の日で、虹が出た日でもある、あの駒形堂での出逢い。
まだ初々しくて、触れ合えもしない百樹と卍の今日に繋がる恋物語ーー。

ふたりの”未来”が垣間見える、必読の描き下ろし8pも収録!

【紙&電子共通応援書店ペーパーを収録】
◆◇◆単行本カバー・カバー下イラストを収録◆◇◆

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元火消しの卍(まんじ)と陰間あがりの百(もも)。義兄弟の契りを交わした2人の蜜月を描く本格江戸BLです。
言葉遣いはもちろん、当時の風俗や文化などを随所に織り交ぜつつも、甘くキュートなBLに仕上げられているのは、時代物を多く手がけてきた紗久楽さわ先生だからこそ。
百と卍のイチャラブはえっちで可愛く(百の尻のラインが最高!思わず触りたくなるプリケツっぷり!)、見ているだけで幸せになります。
おっとりして天然っぽい百ですが、陰間時代のエピソードは切ないのひとこと。実の兄でありながら百を陰間として「仕込む」ことになった醒と、そんな醒を慕う百との、胸を突かれるような関係には思わず涙が。
俺様でツンデレな伊達男・卍もまた、なにやら重い過去を背負っているようで…互いに地獄を見てきた2人だからこそ、こんなにも優しく思い合えるのかもしれません。
時代物ははじめてという人にも、ぜひ手にとっていただきたい作品。新しい萌えに出会えること間違いなし!です。

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