【感想・ネタバレ】零の凱歌[3]決戦!フィリピン沖海戦のレビュー

あらすじ

一九四三年一一月、日本海軍は英国上陸を目論むドイツ支援のため、戦艦「大和」を旗艦とする第一艦隊をドーバー海峡に派遣、イギリス本国艦隊を打ち破り、勝利する。だがその一方、再建なった米太平洋艦隊は、日本と南方資源地帯との海上輸送路を断ち切るため、フィリピンに迫っていた。もしここで敗北、撤退となれば、帝国の敗戦はほぼ決する──連合艦隊司令長官山本五十六大将はそう覚悟。あえて占領下のパラオとニューギニアを見捨て、フィリピン沖での海戦に賭けることを決断した。巨大空母『武蔵』を旗艦とする第一航空艦隊は、ウィリアム・ハルゼー中将率いる第三九任務部隊と対峙。そのメインマストにはZ旗が掲揚された!目指すはエセックス級空母の全艦轟沈。完全勝利、そして大戦終結へ向け、いよいよ革新的発展を遂げた新型零戦六二型が、装甲甲板から次々と舞い上がる!!零戦に賭けた男たちの想いが結実するシリーズ、最終巻!

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Posted by ブクログ

 戦艦同士の殴り合いに航空機による激しい空戦と贅沢な一冊だった。航空主兵に切り替えたことによって余ってしまった「大和」を始めとする戦艦群に活躍の場が与えられ、「武蔵」はじめとする空母群は米太平洋艦隊と激突。そしてグラハム・エイリーとの因縁の対決にも決着。さらに独逸と組んだことで実現した米本土爆撃。最終巻にふさわしい濃密な内容だった。

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2012年12月27日

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