【感想・ネタバレ】零の凱歌[1]マーシャル沖の飛翔のレビュー

あらすじ

戦艦『武蔵』建造中止!──アメリカとの開戦が不可避となりつつある中、衝撃的な決定が海軍内を駆け巡った。日本は戦略方針を一大転換し、世界の常識だった大艦巨砲主義の殻を脱ぎすて、新戦力たる航空主兵主義を纏うことにしたのである。その中核的存在は、対米避戦を唱えながら皮肉にも陣頭に立つことになる山本五十六。戦争を望むのはアメリカの方であることを知り、やむなく勝利への準備を模索し始めたのである。その成果が、航空技術者を総力結集して開発した新型艦載機であった。米太平洋艦隊とマーシャル沖にて会敵した第一航空艦隊は直ちに奇襲を敢行!産声をあげた零式艦上戦闘機二三型の大編隊が、世界最強艦隊を震撼の渦に巻き込んでいく!!航空機の大いなる可能性に帝国の未来を賭けた男たちを描く、待望の本格的シミュレーション・ノベル、第一巻。

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Posted by ブクログ

 大艦巨砲主義から航空主兵主義へ転換する過程が対立の構図でリアルに描かれていた。兵棋演習、海軍大演習で航空主兵主義の優位性を示すくだりはなかなか説得力があった。タイトルの通り空戦メイン。航空機を有効に戦力として活用したこともあり、帝国海軍の一方的な勝利に終わった。しかし、爽快さよりも次の戦いで訪れるであろう逆襲に対する不安が大きいのは先を読みすぎか。

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2012年09月03日

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