あらすじ
「神あり」に賭けることの合理性を、確率論を用いて論証する「賭」の断章。だが、神を知ることと愛することとの隔たりは果てしなく大きい。理性で知るのではなく心で神を感じること。キリスト教護教論から真の信仰へ。他に、有名な「クレオパトラの鼻」、「幾何学の精神と繊細の精神の相違」等の断章を収録。(全三冊)
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匿名
宗教(キリスト教)の完全性の証明の為に
人間の不完全性を考察する部分にパスカルの
凄さを感じた。個人的にはこの部分だけでも
読む価値があると思う。
全体としてはキリスト教への擁護(?)の部分が多く
日本的な価値観の中で育った身としては難解だが
逆にしっかりとキリスト教の成り立ちを理解すれば
更に意味のある作品だと感じた。
またキリスト教を宗教的にも学問的にもしっかり理解している人が読めば更に大きな気づきがあるのではと思う。