【感想・ネタバレ】パンセ (上)のレビュー

あらすじ

「人間は一本の葦にすぎない。自然のうちで最もか弱いもの、しかしそれは考える葦だ」綺羅星のようなフレーズがちりばめられたパスカル(1623―1662)の『パンセ』。早世した天才が書き残した草稿から成る遺稿集、モラリスト文学、キリスト教護教論……。謎に満ちた〈テクスト〉のありうべき姿を提示することを期した日本語版。(全3冊)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

匿名

ネタバレ 購入済み

パンセ上巻

有名な人間は考える葦であるが収録されています。
断片的な内容を収めたものとは知っていましたが
パスカル自身の細かい説明がある訳ではないので
直感的に理解できるものもある反面、当時の社会状況や
宗教への理解がないと読みづらい部分も多いです。
しかし、訳者の翻訳のうまさと注釈の豊富さで
おぼろげではありますが理解する事ができました。
パスカルの人間とはなんなのかと言う必死さを感じる事ができる名著ではないかと思います。

#深い

0
2024年02月05日

Posted by ブクログ

ついにパンセが岩波文庫に。というわけでまずは上巻。
短ければ一言、長くても数ページの断片の集まりなので、まとまりはない。それでも読み進めていくと、パスカルの思想がおぼろげながらに見えてくる。ようなそうでないような。
面白いのは、形而上学的な神の存在証明を明確に拒否していること。そういうアプローチもあるのかと目からウロコ。

0
2017年01月28日

「学術・語学」ランキング