【感想・ネタバレ】悪についてのレビュー

あらすじ

残虐な事件が起こるたび、その〈悪〉をめぐる評論が喧しい。しかし、〈悪〉を指弾する人々自身は、〈悪〉とはまったく無縁なのだろうか。そもそも人間にとって〈悪〉とは何であるのか。人間の欲望をとことん見据え、この問題に取り組んだのがカントだった。本書では、さまざまな文学作品、宗教書などの事例を引きつつ、カントの倫理学を〈悪〉の側面から読み解く。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ところどころ解釈が難しいところがあったけど大筋は理解できたし、予てから自分が考えていた事と重なる部分が多々あった。一切の誤魔化しを許さずに「自己愛」を摘発する姿勢には震えるほど共感できる。
道徳的な人の例の中に私の大好きな「彼岸過迄」の市蔵君が挙げられてたのが嬉しかった

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2016年07月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
残虐な事件が起こるたび、その“悪”をめぐる評論が喧しい。
しかし、“悪”を指弾する人々自身は、“悪”とはまったく無縁なのだろうか。
そもそも人間にとって“悪”とは何なのか。
人間の欲望をとことん見据え、この問題に取り組んだのがカントだった。
本書では、さまざまな文学作品や宗教書の事例を引きつつ、カント倫理学を“悪”の側面から読み解く。

[ 目次 ]
第1章 「道徳的善さ」とは何か
第2章 自己愛
第3章 嘘
第4章 この世の掟との闘争
第5章 意志の自律と悪への自由
第6章 文化の悪徳
第7章 根本悪

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[ おすすめ度 ]

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2011年04月24日

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