【感想・ネタバレ】雑草たちよ 大志を抱けのレビュー

あらすじ

いつか、この日々を忘れたとしても、魔法の言葉が私を生かし続ける。『プリンセスメゾン』の著者が描く、地方都市に生きる女子高生達の切なくも可愛い青春群像劇。 たえ子:成績トップの転校生。マラソンが苦手。家でも学校でも寡黙。 久子(ひさこ):読書や分筆を好む文学少女。毛深いのがコンプレックス。 ピコ:徹夜でゲームをして目にクマができがち。がんちゃんの膝によく座る。 ひーちゃん:がんちゃんを毎朝迎えに来る幼馴染み。基本無表情。足が速い。 がんちゃん:朝に弱い。おしゃれが苦手。心配性で誰にも優しい女の子。 「素直になったら恥かくだけや。私は鋼鉄のバリアで自分の心を守るんや」地味で平凡な女子達にとって、人生はかくも厳しきもの。けれど時に、友人の言葉が生涯を照らす魔法に変わることもある。苦味も優しさも抱き込んだ目映い青春を描く傑作連作集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

池辺葵さんの描く女の子たちはみんなひっそりと自立しているのがいい。

自分が思う通りに生きるのってまわりから見ると「生きづらそうだな」って見えるかもなんだけど、この本に出てくる女の子たちは、それぞれにマイペースで楽しそう。きっと他人にどう思われるかを気にしてまわりに合わせる方がよっぽど生きづらい。

最後のところでピコちゃんのオンニが言った一言がむっちゃしみた。少女の感性のままで生き続けることは容易ではないけどしあわせみたい。

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2025年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

思春期になると女の格差を思い知る。
誰でも華やかな花を咲かせるわけではないのだと。
彼女達は地味なペンペン草かもしれないが、それなりに愛嬌があるし、夢中になれる趣味もあるし、ほのかな恋も経験する。
楽しいと思うことを楽しめば良いのだ。
その人生に優劣はない。

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2018年09月02日

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