あらすじ
運動オンチで身体が弱く、当然、運動会の駆けっこもいつもビリが指定席だったマンガ家が10年前、フルマラソンに挑戦し時間オーバーで失格。その後、不摂生な生活で体重は増加、ついに85kgに。2014年、50歳を過ぎたところでくすぶった思いを糧に一念発起。55kgまで-30kgに及ぶダイエットも成功し、52歳で全マラソン競技者人口の3%未満といわれるサブスリーを達成した過程と、マンガ家ならではの奇抜な視点、目からうろこのランニングメソッドを詳述して人気を博した『走れ!マンガ家ひぃこらサブスリー』から1年余、満を持しての第二弾。「あの本で故障から立ち直れた、自己ベストが更新できた」と多数の読者からの成功報告に支えられて、2016年秋、練習を積み重ねて再びサブスリーを出した著者が、今度は遅くから走り始めた人でもどうやって速く、楽に、長く走れるようになれるか秘訣を探求。初中級者でも実践できる画期的なメニューからアプローチする。マンガ家ならではの豊富なイラストを満載。解剖学的、物理学的にもわかりやすい納得の文章解説。従来の「陸上経験者が教える本」とは一線を画した痒いところに手が届く、これからの新しいスタンダードとなる一冊。身体に負担をかけずに走るには、骨盤の動きを理解する事が大変重要。固めず、動かす。しかし動かしすぎるのもよくない。骨盤を正しく使うには、股関節にハマっている大腿骨の根元の出っ張りである“大転子”への意識に鍵があった。大転子にスポットを当て、世界のトップ選手なら誰でもやっている「体幹をねじらない、ひねらない」理想的なランニングフォームのノウハウを余すことなく大公開。これであなたも10km、20km、30km、フルマラソン…そして目指せサブスリー!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
腕振りの第一目的は頭部の免振であり、走る推進力になるというのは違う。と。
確かに。
私は、体のバランスをとるためのものかと思っていた。
だから、無理に腕を振ったり、意識したりするのは違うように感じていた。
腕はあくまでも自然に、と。
ただ、着地とうまく合わせてふることができると、地面を押す力がUPする重力スイッチでもある、らしい。
腕を振ると、ふっと体が浮くような、あの感覚のことやね。
その、重力スイッチのことを、他の人たちは「推進力」と表現している気がする。
腕の抱え込み90度未満60度ほど・ダンベルでアームカール、は、興味深かった。
試してみたい。
進むのは胴体で、それを足が支え運んでいく。
私はそんな感覚で走っている。
1つ気になるのは、ふくらはぎの太さについて触れられている部分。
山道や坂を走りこむと、ふくらはぎに筋肉はつくし、ふくらはぎが発達しているから間違った走り方、というわけではないと、私は感じる。
ほとんどの大筋において、おっしゃる通り。
サブスリーの達成は、それなりの真剣さと切実さを持って臨まないとできないと思う。
その厳しさのようなものが、行間から感じられた。
本気でサブスリーを目指す人を鼓舞する本だと感じた。
【memo】
・腕の抱え込み60度ほど・ダンベルでアームカール → 前傾姿勢・高ピッチ
・ドローインは腹横筋を鍛えるので否定しないが、走りながら意識する、というのは間違い。
・体幹トレーニングにこだわる必要はないが、腹筋を鍛えておいて損はしない。
・体幹は緩める意識で走る。
←確かに。私も、動きが固まってきたな、と思うと、上半身を脱力させることがよくある。
・ケンケン
Posted by ブクログ
なかなか理解するのが難しいけれど、一通り読むとマラソンを楽に速く走れるフォームがなんとなく分かった。読んでは走ってを繰り返して行くと少しずつフォームが変わってきたのでこれから楽しみ。頑張ってまずはサブ4.5を目指すぞ!
Posted by ブクログ
この作家のランニング本購入二作目、ランニング初心者にもわかるように噛み砕いた説明。一作目で十分理解された方には不要かも。個人的にはこちらの方があっている。
Posted by ブクログ
これまで読んだあれやこれをひっくり返す、どうしたもんかな一冊。
安定したフォームを作りたいけど、一回読んだだけじゃ頭に入ってこない。読んで理解した人に指摘してもらえるとわかりやすいんだけど…。
とりあえず、覚えた範囲で実践してみよう。
Posted by ブクログ
マラソンの走り方を教えてくれる本。
ターゲットは成人以上で速く走りたいアマチュアでしょうか。
誤った体の使い方、正しい体の使い方を覚えるためのドリル、正しい走り方、と順を追って詳しく解説してくれます。
身体感覚は個人的な感覚が多いので、なかなか言語化できない為、苦も無く走れるランナーが書いた本は参考になりにくいですが、著者は自称運動ができない漫画家なので、表現しにくい部分をかなり言語化できているという点で特筆すべきです。
ただし専門用語や細かい説明が多く、本気で走りたい人でなければ読む気が起きないと思いました。
日本陸上界のネガティブな部分にも触れており、何故誤った知識が蔓延しているのかという部分も面白かったです。
怪我無くサブスリーを目指すランナーにおススメです。