あらすじ
丸腰で、仕事はできない――。
日々「企画の真剣勝負」に挑んでいる著者が、
あなたのアタマとカラダを『アイデア工場』に変える
とっておきのシンキング・ツールを初公開!
1.情報がアタマに入ってくる考具
「カラーバス」
「聞き耳」
「ちょいメモ」他
2.アイデアが拡がる考具
「ポストイット」
「マンダラート」他
3.アイデアを企画に収束させる考具
「5W1Hフォーマット」
「ビジュアライズ」他
4.行き詰まったときの考具
「アイデアマラソン」
「問いかけの展開」
5.あなただけの考具
「情報メディア」
「プロダクト」他
起業家けんすう氏も激推し!考えるための道具、あります!
本書はタイトル通りアイデアマンじゃなくても今日から真似できる方法が実例とともに紹介されています。
著者は初めに「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」、そしてアイデアとは「わがまま→思いやり」だと提示します。アイデアは既存の要素の組み合わせ〜、そう言われたらアイデアを考えるハードルが一気に下がりませんか?よほどの天才ではない限り、アイデアをゼロから生み出すのは難しいでしょう。でも、世の中の多くは既存のアイデアを組み合わせたものに溢れていることにすぐに気がつくはずです(例えば、携帯電話+PC=スマホ)。
基本は考具を使ってアイデアを大量に出し(わがまま)、自由に組み合わせます。そして、他者を想像しながら企画に落とし込みます(思いやり)。考具の種類は実に豊富なので、試しながら自分にあったものを見つけることができるのもおすすめです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
・アイデアはWHATとHOWでできている。
・デザインはわがまま→思いやり
・実現度、そんなの後回し。
・企画とは、予算と準備と時間さえあれば、実施できる目処が立つ計画のこと。
・今あなたが集めたい情報とは何でしょうか?
何を解決しなければならないのでしょうか?
「素集め」
・カラーバス→色で絞る
注目する視点をいつもと違うジャンルで絞るとはっけんのはばが広がる。
色だけでなく「形状」「位置」「音」など何でもいい。
・アイデアは先ずは広げて、絞るのはその後。
・聞き耳を立てる。
・七色インコ→いろんな人間になったつもりで世界を見てみる。
「アイデアの出し方」
・アイデアスケッチ→とにかく紙にアイデアを書きまくる
・行きつ戻りつの試行錯誤のない企画はパワーがない
・アイデアのネタとアイデアは別物。アイデアを考えることに正しい順番はない。
・ポストイット→アイデアの元を出しまくる。
アイデアの出し方に正しい順序なんかない。
・アトランダムな頭の使い方を受け入れる。
・アイデアを出すことと、アイデアを選ぶ、判断することは別で。
・マンダラート→3×3のセル。一目で見えることでアイデアが出やすくなる。
・マインドマップ→マンダラートの自由形
・連想ゲーム。→頭の中にしまい込まれた言葉を引き出す。
・何かを考えている時には、頭の中がぐるぐる回るが、その半径は自分で思うより狭い。
連想ゲームで遊びながら離れる。
・オズボーンのチェックリスト。→アイデアの転換の数を増やす。
・ブレスト
ルール1 他人の発言を批判しない
ルール2 自由奔放な発言を歓迎する。夢物語でもいい。
ルール3 質より量を求める。
ルール4 他人のアイデアに便乗する。
・ブレストのコツは、競争意識を忘れない。アイデアの数を出してチームの熱を上げる。
「企画に落とし込み」
・5W1H
・タイトル付け
・ビジュアライズ
頭の中に、できるだけ細かく細かく、丁寧に想像する。
ビジュアライズは企画作業の奥義。
「行き詰まったら」
・アイデアマラソン→自分専用のアイデアバンク
・問いかけの展開
→アイデアに煮詰まったら質問や問いかけを広げまくる。
Posted by ブクログ
アイデアが湧き出る人にはセンスがある(持って生まれた才能)と思っていたが、全くそうではないことを教えてくれた。日常生活の中にアイデアは溢れていて、それをアイデアや企画にまで結びつけられるかが大切である。
Posted by ブクログ
アイディアの出し方を教えてくれる本。難しくない方法。慣れが必要だということだができそうな気がする。一人で読むにはもったいない。誰かと一緒にアイディアマラソンとかやったらいいね。
Posted by ブクログ
頭の中がグチャつくので整理したくて。さらっと読めて使い方のイメージもわく良書。カラーバス、七色インコ、ビジュアルメモ、マンドラ、5W1Hを利用したアイデア→企画、フォトリーディングから使ってみようと思う。使い込んでいきたい。
Posted by ブクログ
2023年12月9日再読。
以前読んだときよりも、アイデア出しの方法、インプットの仕方、アウトプットの仕方で非常に現状に踏まえて使えるものがいくつか当時読んだ時よりも学ぶ機会となった本。また、期間を空けて読んで別の学びを得たいと思う。
・今、目の前にある課題に対して、あなた自身はどうしたいか。
・「what」と「how」の両方が必要です。大小は関係なく、「何を」「どうする」、ここまでをセットで考える習慣を持とう。
・下らないことでも何でも全部紙に書いてみてください。
・アイデアや企画につながる頭の使い方は、拡げて絞って、また拡げて絞る。
・「すり替え」と「言い訳」、そして「ほんの少しの強制力」
・聞く考具にも応用編、というか上級編がある。それは聞き上手になること。
・仕事で成果を出すために必要なことは、案外近くにあるものだと思いませんか?ちょっとだけ、目を向ける、耳を立てる。
・メモをすることの効用は、頭の中にあるものを外に出す作業をすることにある。
・やってみるとわかること、が実はたくさんある。
・コツは褒めながら聞くこと。
・仕込みが8割、現場が2割
・もちろん中身が一番重要なのですが、外見にもほんの少しだけ気を使ってみると断然印象がよくなります。
・オズボーンのチェックリストは全部で8ヵ条。
・まず、タイトル=企画の名前と売り文句。それから5W1H.
・考具の使い回し、しましょう。
・アイデアに行き詰まったら、質問、問いかけを拡げまくる。
・手書きがアイデアの基本。
Posted by ブクログ
「考える」方法を教えてくれる本。
著者が語りかけてくれるような文体で読みやすかった。
アイディアはまず量が大事。思いついたことをどんどん並べて取捨選択は後でやる。
Posted by ブクログ
アイデアを出すための基本が書かれているので、やり方に古さは感じませんでした、取って代わるアプリなどは当時よりかなりありますが。
何個かある提案のうち、1と2を使ってもいいし6だけ使ってもいいよ、1〜10まで全部やらないとダメ!というような提案でないのでそこは良いなと思いました。
手元に置いておいて、なんとなく気が向いたら何回も読み直す本かな。
こう言った本は初めて買うので今度は真逆ぽい本を読んでみて比べてみようと思います
Posted by ブクログ
カラーバス効果、聞き耳、ちょいメモ、ポストイット、マンダラートなどがキーワード。広告業界の仕事でなくとも、仕事やSNSでのちょっとしたアイデア創作に十分に応用可能。実行難易度がそれほど高く無く現実的である。
Posted by ブクログ
もう10年以上も前に読んだ本だが、当時としては新しいジャンルの本だった記憶。企画の仕事をしていた当時に読んで、本当に参考になったなと思う本。いまでも何か構想を練るときには、この本で学んだ方法を使っている。
Posted by ブクログ
くだらないものでもなんでも全部紙に書く。全てアイディアだから。
アイディアは既存のものを組み合わせることにすぎない。
実践
①今集めたい情報、何を解決するかを頭に刻む。
②カラーバス 家から出る前にテーマを決める(色、音、形、位置)決めたものをひたすら探して(メモ)。色んな組み合わせができるようになる。
マンダラートを描く
オズボーンのチェックリスト
転用したら?
応用したら?
変更したら?
拡大したら?
縮小したら?
代用したら?
置換したら?
逆転したら?
結合したら?
とにかくメモをする。
5what1Hが大切!
Posted by ブクログ
いろんな課題の解決に向けて
考えるための道具
筆記具、ノート、パソコンとかだけではなく
考えるための方法もたくさん紹介されており、アイデアを出すため、活かすためにどうしたらいいかがわかる本
頭が硬くなった還暦間近の私でも今日から実践!なんて方法まであるから楽しみです
Posted by ブクログ
アイデアを出すための手段を多く掲載した本。
非常に実践的なため、すぐにでも実行できるところがポイント。
ひとつひとつの手法を思い出せなくても、本書に通底する「考えるためにも道具が必要」という発想を持っているだけでも悩み続ける時間は減らせるかもしれない。タイトルが秀逸。
Posted by ブクログ
脳のOSとしての、考えるための道具
Mandal-Art を 使い方含めてわかりやすい。
紙の正方形のポストイットに
手書きする
そうして、手を身体を動かすことで、
頭が回りだす。
問いかけを変えていく
イメージできるようになるまで
Posted by ブクログ
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外何ものでもない。まずはわがままに。
カラーバスで目に入るものからアンテナを磨く
七色いんこで当事者目線で体験してみる
オズボーンのチェックリスト
・転用したら?
・応用したら?
・変更したら?
・拡大したら?
・縮小したら?
・代用したら?
・置換したら?
・逆転したら?
・結合したら?
思考法など生成AIと組み合わせでやればさらにパフォーマンスが向上しそう
Posted by ブクログ
アイデアを出すときには参考にしたいと思った。
マンダラートって使えるかと思ったけど、実際にやってみると、罫線引くのめんどくさかったので、あまり続きそうにないかもしれない。
忘れないように定期的に見直したい。
Posted by ブクログ
わかりやすく教えてくれて有難うございます!
さぁこれからやるか、やらぬか。
孝具を取り入れて生活するには、まず意識して行動。早速メモ、ポストイット。
Posted by ブクログ
シンプルだけど、アイデアを出して、企画に持ち上げるまでの、考えるための道具が沢山紹介されている。これまで、使ったことのないものは、即使ってみようと思った。
Posted by ブクログ
アイデアを企画に落とし込むには5W1Hが有用。
また、理想系のイメージをビジュアルで考える。
ビジュアライズができていると、どんな質問が飛んできても答えられる。
Posted by ブクログ
手元に置いてアイデア出しが必要な時に見るべき。ハウツー本として秀逸。知らないアイデア出しの方法がたくさんあり、とても参考になった。
・アイデアはwhatとhowで成り立つ
・アイデアはわがまま→思いやりのステップ
・アイデアという食材を料理するのが企画
・頭の働き方の基本は広げて絞る
●情報収集
1. カラーバス:色縛り
2. 聞き耳を立てる
3. ちょいメモ
4. 七色いんこ:誰かになりきる
5. フォトリーディング:速読の一種。画像で覚える
6. 臨時新聞記者:現場を取材。中学生に説明できるまで理解
●展開
7. アイデアスケッチ:一枚一案3行まで×30案
8. ポストイット
9. マンダラート:3×3行。真ん中にテーマ。周り8マスををアイデアで埋める
10. マインドマップ
11. アイデアスケッチ(PC)
12. 連想ゲーム:◯◯といえば××…
13. オズボーンのチェックリスト
・転用したら?今のまま新しい使い道は?
・応用したら?似たものは?
・変更したら?意味・色・動き・形など変えたら?
・拡大したら?
・縮小したら?
・代用したら?代わりになる人、物、材料、場所?
・置換したら?入れ替えたら、順番を変えたら
・逆転したら?逆さま、上下左右逆、役割を反対
・結合したら?合体、混ぜる、合わせたら
14. ブレーンストーミング
●アイデアを企画にする
15. 5W1H
16. タイトル
17. ビジュアライズ:絵を浮かべる
18. マンダラート:5W1H(真ん中Who、周りにwhat、where、when、why)
19. 企画書:誰が読んでもイメージを掴めるように
●スパイス
20. アイデアマラソン:アイデアを毎日記録
21. 問いかけの展開:課題を変える、ずらす
Posted by ブクログ
書籍『考具 考えるための道具、持っていますか?』(著:加藤昌治)は、「アイデアはひらめきではなく、考える技術で生み出せる」という前提のもと、思考を助ける“考える道具=考具”を紹介した実践的なビジネス書です。以下に内容の要約と、ビジネスでの活かし方をまとめます。
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【要約】
本書は、「アイデアを生み出す力」は誰もが持っており、それを発揮するためには“考具”=「考えるための技法・フレーム・発想法」が必要だと説きます。著者は広告会社出身で、企画・発想を業務とするなかで得たノウハウを、多数の具体的な「考具」として紹介しています。
主な構成内容:
•第1章:「考具」とは何か?
→アイデアは「発見」ではなく「発明」。道具(考具)を使えば誰でも考えられるようになる。
•第2章:「考える」前の準備運動
→視点をずらす・制限を設ける・関連情報を集めるなど、考える前のウォーミングアップを重視。
•第3章:基本の「考具」たち(18個)
→例:マンダラート、オズボーンのチェックリスト、なぜなぜ分析、連想マップ、ブレインストーミング、PMI法など。
→各考具に対して、使い方・メリット・具体例を紹介。
•第4章:「考具」を使いこなす技術
→組み合わせて使う、仲間と一緒に使う、自分用にカスタマイズする方法。
•第5章:考える組織をつくる
→個人の創造性に頼らず、チームで継続的にアイデアを生み出す「仕組みづくり」も考具の一つ。
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【ビジネス・仕事に活かせる5つのポイント】
1.発想に頼らず「技法」で考える
→「ひらめき待ち」ではなく、道具(フレーム)を使って着実に考えることで、安定してアイデアを出せるようになる。
2.複数の視点を強制的に得られる
→例えば「オズボーンのチェックリスト」では、改善・代用・応用・拡大・縮小など9つの視点でアイデア出しをするため、思考の幅が広がる。
3.個人でもチームでも使える
→ブレストやマンダラートなどは、個人作業にもチームワークにも対応しやすく、柔軟に展開できる。
4.思考の見える化ができる
→「マッピング」や「なぜなぜ分析」によって、考えのプロセスやロジックを可視化し、他人と共有しやすくなる。
5.企画・改善・戦略すべてに応用可能
→新規事業企画、業務改善、マーケティング戦略立案など、あらゆるビジネスシーンで応用できる。
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1. オズボーンのチェックリスト
【概要】
アレックス・F・オズボーンが開発した、既存のものに対して「何か新しいアイデアを加える」ための9つの質問チェックリスト。
【9つの質問】
1.転用できないか?(他の使い方は?)
2.応用できないか?(似たもので活かせないか?)
3.変更できないか?(色、形、音など)
4.拡大できないか?(大きく、長く、強く)
5.縮小できないか?(小さく、短く、軽く)
6.代用できないか?(材料や人、工程など)
7.置き換えできないか?(順番や位置)
8.逆にしてみたら?(上下、左右、イン⇔アウト)
9.組み合わせできないか?(他のものと融合)
【ビジネス活用例】
•新商品の改良アイデアを出すとき
•既存サービスのアップデートを考えるとき
•「今あるものを活かしてどう変えられるか?」を短時間で出すときに最適
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2. マンダラート
【概要】
9×9の正方形にアイデアを広げていく“発想の展開表”。中央にテーマを書き、その周囲に8つの関連キーワードを書き、それぞれをさらに展開していく。
【使い方】
1.中央にテーマ(例:新規事業)を書く
2.周囲の8マスに関連要素を記入(例:市場、顧客、競合、技術など)
3.それぞれの要素をさらに9マス展開していく(深堀・広がり)
【ビジネス活用例】
•戦略立案や新規事業企画で、網羅的に要素を洗い出す
•ブレインストーミングの土台として
•自分の考えを「可視化」することで、抜けや偏りをなくす
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3.マインドマップ(連想マップ)
【特徴】
•中央にテーマを書き、枝を伸ばしながら連想を展開
•キーワード・色・イラストなどを自由に加えて視覚化
•論理というより“直感・連想”で広げていくのがポイント
【作り方】
1.中央にテーマを書く(例:「副業」)
2.関連するワードを枝状に描く(例:「お金」「スキル」「時間」など)
3.さらに枝を伸ばして具体化(例:「スキル→ライティング→note運営」)
4.色分け・絵・記号などで視覚的に強調
【ビジネス活用例】
•思考の整理(プレゼン・企画前の構想まとめ)
•書く・話す前のアウトライン設計
•メモ・記憶法としての活用
•プロジェクトの構造可視化
Posted by ブクログ
アイデアの出す方法について簡単なものが多くできそう!
やりたいこと
カラーバス ○○に注目すると決めて1日過ごす
マンダラチャートでアイデア出す
アイデアマラソン 1日1個アイデア出してノートに書き出す
Posted by ブクログ
デザインはわがまま→思いやりの順で作る
これが全てのアイデア…企画の出発点。
一つ一つのアイデアは食材。
それが一つの皿になるには、下ごしらえや煮たり焼いたり、他の食材とのハーモニーがあって初めて完成。
アイデアのまんま出されたらそれは企画じゃない。
Posted by ブクログ
マンダラートを使用したアイデア出しは面白い。
昔、ニュースで野球の強豪校の生徒が、「実現したい目標」を真ん中に据えて、その周りに目標達成のために必要なことを書き、さらにそれぞれについて達成するために必要なことを書くという様なことをしていたのを思い出した。
カラーバス、マンダラート、オズボーンのチェックリスト。これらは自分の今後に取り入れたいと思った。
Posted by ブクログ
多彩なアイデアが思い浮かぶ能力はもちろんある程度センスはあるが、後天的に鍛えられるものである。私自身も自分自身のアイデアに自信はなく、鍛えるためのヒントになるものはないかと本書を手に取りました。本書では、そもそもアイデアと企画の違いとは?から始まり、アイデアを生むための情報の集め方、集めた情報からアイデアを生む方法、アイデアを企画に落とし込む方法まで、それぞれでいくつかのメソッドを提示してくれています。試して自分に合ったものを日常生活に取り入れていきたいです。