あらすじ
歪んで拗れたふたりの衝動は
やがて、美しく尊い“純愛”に昇華する――!?
白川みことと大槻まこと。
みことが泣いたり、怒ったり、嫌がってる顔を見ることに興奮するという
特殊で異常な性癖の持ち主のまことと
少しずつそれを受け入れるうち、自分の中にある性癖が芽生えはじめ
それを受け入れるようになってきたみこと。
そんなふたりは、決して穏やかな日々というわけでなないにしても
バランスの取れたカップルとして成立していた。
しかし、ある事件をきっかけに
ふたりの気持ち、そして運命が大きく動き始めることに…。
秀一⇒みこと、睦己⇔さゆり、みこと⇔まこと
それぞれの歪んだ愛の行方は――!?
「気持ち悪い。けど続きが気になる」と言われた作品は
やがて「性癖に刺さる!」「中毒性がある!」と読者を虜にし
「友達に薦めづらい名作」という評価を得る傑作になった――!
大人気VTuber・緑仙さんも推薦する
過激で異端な恋愛ドラマ、魂を撃ち抜く完結巻!
記憶に残る結末を見逃すな!
純粋な「狂愛」。
ちょっとイタイ女の子、白川みことは生まれて初めて告白された。相手は「なんか暗そう」な大槻まこと。まったく好みではないが、彼氏持ちというステータスのため付き合うことに決めたみこと。みことの家に行きたいと言い出したまことに、「やるならやるがいいわ」と初体験の覚悟を決めたみことだったが、まことが取り出したのは…!?
「この状況おかしいよね この人おかしいよね」!
徐々にまことの歪んだ性癖が露呈していくのですが、その性癖こそが『嫌がってるキミが好き』というもの! 気持ち悪いのに読んでしまう。読んでしまうけど気持ち悪い。読み進めれば進めるほど続きが気になってしまいます。
もう普通のラブストーリーには飽きた、新感覚を求めているという方にオススメ!とんでもなく倒錯した性癖のお話ですが、ハマる人はどっぷりハマる作品です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
世界一好きだったかもしれない漫画。
当方、普段O嬢とかサドとかを読んでいるもので、レディコミ的なノリの「強引にされたい❤︎」みたいな生優しいSMには物足りなさを感じていた。
本当のSは気遣いができる?Mが望んでいることをしてくれる?SはサービスのS??
否。そんなのサドに言わせたらSMではありません(サドはそんなこと言ってない)。
もっと歪んでてほしい。相手が喜ぶなんてもってのほか。もっと過激であってほしい。
それをやっと満たしてくれたのがこの漫画だった。私の求めていた正しいSMの世界。
不思議なもので、話が進む毎にだんだんとこの二人を好きになっていって、結ばれてほしいと思っている自分がいた。
だからこそオチに対しては嘘でしょ…と思ってしまった。震えが止まらなかった。
あまりにも冷酷すぎて、この物語のオチとしてはむしろ至高なのかもしれない。読者はみことの一番の絶望の顔が見られたからね。
生半可になんとな〜くで終わらせないでくれたところに、この漫画の本気が見られました。みことを殺してくれて、ありがとう。
最終話のタイトル、そして裏表紙にもあるリンドウの花言葉が「悲しんでいるあなたを愛する」で不覚にもわたしは泣いてしまった。
(でも本当のことを言うと、わたしは二人に結ばれてほしかったです…。みことを殺すのは、まことであってほしかった)
それにしても作者さんのあとがき、あまりにも冷徹〜〜。せめてまことは一生みことの影を追って生きていてほしかった…その余韻だけはほしかったし、夢を見させてほしかった泣。
けど鬼山瑞樹さんの絵が好きすぎるので、これからも追いかけるだろうな。
匿名
胸くそ。だがそれがいい
結末がすっごい胸糞悪い〜!!この作品においては褒め言葉になるのがすごいと思う。
かんっぜんにバッドエンドだった。上手いことお互いの凹凸ハマって幸せに〜とか思ってた私が甘かった。確かにこの2人が幸せになってもモヤモヤするのかも。お互いがお互いのこと追いかけてたことは事実だから読後の余韻が深いです。
最初から最後まで最高に気持ち悪くて最高に面白かった!