【感想・ネタバレ】出雲のあやかしホテルに就職します ： 16のレビュー

硝子町玻璃

ホテルの創設者である櫻葉悠乃の友人・久寂がホテルを訪ねてきた。祖母を良く知るあやかしの訪問を喜ぶ永遠子に、久寂はかつて悠乃に託したものがしっかり保管されているか確かめに来たと言う。心当たりがない永遠子は、従業員たちと協力して捜索を始めるが、なかなかそれらしきものは見つからない。同じ頃、ホテルでは宿泊していた妖怪がチェックアウトせずに忽然といなくなってしまうという事件が頻発していた――。笑って泣けるあやかしドラマ、物語も佳境の第十六弾！

[ブクログ · ★★★☆☆]

この巻はお気楽ドタバタ回かと思いきや終盤不穏な展開に。続きが気になるのはもちろんだが、冬緒とのラブコメはどこへ行ってしまったのか…。

[ブクログ · ★★★☆☆]

妖怪の里で暮らす幼女が母親を探しにやってきた…「少女の夢」。眼帯をした三毛猫と大きな犬妖怪の師弟と誰かを探す一つ目妖怪がホテル櫻葉で鉢合わせ…「師匠」。昔時計屋と約束をした半人前の魔女が時計屋を訪ねる…「魔女と懐中時計」。永遠子の祖母の友人である妖怪の久寂がホテル櫻葉を来訪する…「彼岸の門」。
「少女の夢」に出てくる空飛ぶペンギン、銀片族が好き。嘴が銀色だから銀片なのかな。空飛ぶのは苦手なところもかわいい。
いつもの通りほのぼのした話が続く…と思いきや、急に次巻へ続く不穏なラスト。妖怪が見えなくなる見初を救うべく冬緒が旅立つ。次回最終巻。この2人も進展があったようななかったような…。

[ブクログ · ★★★☆☆]

ホテル櫻葉があやかしたちのよろず相談所と化していく展開か、と思ったら最後は椿家の崩壊、椿家への冬緒の決別。見初の妖力が失われつつある自体に冬緒と白玉達が旅に・・・、と不穏な雰囲気で終わった。そろそろ終局が近づいているのかな？