【感想・ネタバレ】夜の歌のレビュー

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Posted by ブクログ

なかにし礼の遺作。ガンの闘病中に死を予感する中、なかにし本人が謎の美女「ゴースト」と、創作の源を探るべく自分の半生を再体験する。若干ややこしいが、ご本人の歌詞と同じく「死」と「性(と言うかエロ)」の匂いに溢れていて引き込まれた。あと、「反応体」とは流石の言い回しだと思った。因みに私はなかにし礼自身の「歌」も好きで、「マッチ箱の火事(CD)」持ってて今でもよく聴きます。
最近観た宮崎駿の「君たちはどう生きるか」もそうですが、死を意識した作家って、不思議な作品を作るものなんですかね。

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2023年08月22日

Posted by ブクログ

筆者が忘れようと思っていた戦争を思い出すことで作詞家として成功し、兄に翻弄されつつも戦争を克服し、平成へと時代が変わって作家として成功した話。
ソ連侵攻後日本へ帰国する人たちへ笑顔で食べ物を10倍の値段で売る中国人。子どもを売ってくれという中国人。
人生を真剣に生きようとするものは過去をなんども反芻する。

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2017年06月28日

Posted by ブクログ

時代を築き時代と寝たなかにし礼の最後の著作。小説っぽく書いた自伝である。個人的には一番華やかな、有名人の仲間入りをしたころの高揚感あふれる描写が、同じ時代を過ごした自分が、遠い光景を目を細めて見るように懐かしく思えた。

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2021年04月19日

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