あらすじ
白昼の駅前広場で4人が刺殺される通り魔事件が発生。犯人は逮捕されたが、ただひとり助かった青年・修司は搬送先の病院で奇妙な男から「逃げろ。あと10日生き延びれば助かる」と警告される。その直後、謎の暗殺者に襲撃される修司。なぜ自分は10日以内に殺されなければならないのか。はみだし刑事・相馬によって命を救われた修司は、相馬の友人で博覧強記の男・鑓水と3人で、暗殺者に追われながら事件の真相を追う。
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Posted by ブクログ
最初からすごく引き込まれた。
通り魔殺人から始まるが、その背景には想像を超える色んな問題が絡んでいて、
読む手が止まらなかった。
個人的には、亜蓮に繋いでもらうために
渋谷の美容師さんに亜蓮の連絡先を聞くくだり。
これ簡単に連絡先教えるの?!とびっくり。
亜蓮も知らん人に仕事頼まれて修司に連絡先聞いただけなのに、いきなり連絡きて会うんかーいとなったけど...
修司のことめちゃくちゃタイプだったのか。
そこだけよくわからなかった。
Posted by ブクログ
なんというか、色々考えさせられる話。
まずメルトフェイス症候群の惨さの描写がとっても恐ろしくて、子を持つ親として自分の子にこんなことが起こったらと戦慄した。本を読んでこういうことはないのだが、怒りと悲しみと辛さとがないまぜになって、読むのを少し中断したくらい、ダメージを負った。決してグロい表現でもないのだけど、感情移入してしまって、沈んだ気持ちになった。これは自分にとって気持ちのよい、いや悪い?体験だった。
もう一つは真崎省吾の心情が見えなくて怖ろしい。これだけ大事を実行しているのに、目的や信念が見えない。家族を亡くして自暴自棄なのかといえばそうでもないらしいし、冷静な部分もある。真崎の心は下巻であらわになってほしい。
☆一つマイナスなのは、読ませる文章なのだが、たまにテイストが軽くなり、それがスベってることがあること、人がポンポン死にすぎだろう思うこと、そして主人公たちに華がないこと。特に相馬は組織から爪弾きにされてるなら、もっと変なやつであってほしい。正義バカかと思ったら、行きがかり上の犯罪行為を黙認したりする。