【感想・ネタバレ】経済と人間の旅のレビュー

あらすじ

・行動する知識人の唯一の自伝。
「私は経済学者として半世紀を生きてきた。そして、本来は人間の幸せに貢献するはずの経済学が、実はマイナスの役割しか果たしてこなかったのではないかと思うに至り、がく然とした。経済学は、人間を考えるところから始めなければいけない。そう確信するようになった」――。2014年9月に亡くなった行動する経済学者、宇沢弘文氏。2002年3月に日本経済新聞に連載したものの、長く入手困難だった唯一の自伝「私の履歴書」の単行本化です。弱者への思いから経済学を志し、人間の幸福とは何かを追求し、教育、都市、環境といった社会的共通資本を重視する発言を行ってきた、行動する知識人の記録です。「やさしい経済学」「経済教室」など日本経済新聞に掲載された主要な論考も収録し、宇沢氏の考えのすべてが理解できる一冊です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

日本を代表する経済学者。数字だけが重要視されるような経済という世界に、実は人間性、人の幸せを合わせ考える事こそが、一番重要な経済の未来図。幼少期から振り返る自伝む含み、水俣病患者に寄り添い、天皇陛下やローマ法王からも意見を求められる存在。新進気鋭の時代には、今の経済界にも大きな影響を与え続けた数々の経済学者との交流。難しい理論を排しても読んで興味深い内容多数。ぜひ。

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2015年03月29日

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