あらすじ
仕事場で女性からは空気扱い・邪魔者扱いをされているサエない公務員の皆川修平。しかし実は、男にはなぜか異様なまでにモテまくり、老若男男、喰い散らかしている節操のない魔性のゲイだった。男と別れるときは、いつも幼馴染みのガテン系リーマン・高森に恋人のふりをお願いし、円滑に男と別れていた。そんなある日、皆川はストーカー被害に遭ってしまう。危ないところを高森に助けられた皆川だが、その日から高森のことが忘れられなくなってしまい…。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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Posted by ブクログ
ガテン系リーマン・高森×魔性のおとこ・皆川のカップリングです。
読み始めたばかりのところでは、
「う~ん、あんまり好みではないかも・・・(;一_一)」って感じだったんですが、
中間あたりで、「あ~、けっこう面白いかも・・・(^_^;)」って思い始め、
最後の盛り上がりのところでは、
高森ってやるじゃん!(^O^)/
って思いました。
暗めの要素があるのですが、
皆川のキャラ設定のせいなのかなぁ~
そのことはあまりずんとこないんですが、
そこが読み終わった後は、後味が悪くならなくて
私にはよかったで(^^)
Posted by ブクログ
センセのオヤジ受初期作品。なので、受にオヤジ臭はあまり感じられません。どちらかというとお役所勤めのパッとしない地味受と言う印象が強い皆川。しかし、彼は二面性があって、女にはモテなくても実は老若男男食い散らかす魔性のゲイなのです。なぜか知らないうちに色気ダダ漏れで男が群がり、しかも流され侍で来るもの拒まずの姿勢で付き合うから、別れる時が大変。そんな時、上手く別れるために利用されるのが幼馴染みのコワモテな高森です。この高森も男っぽいのにスイーツが大好きという、おいしいギャップがあります。
「台詞は魔性の男でも、地味な見た目のせいか、仕事が決まらないと窓口に相談に来た中年男と職業安定所の職員のような雰囲気」と言う表現に笑った。
節操のない皆川のお相手だった男たちの顔ぶれがバラエティに富んでいて、ほんとに面白い。幼稚園児!からお年寄りまでずらり。そして、皆川が関係があった男たちの名前を殆ど覚えていないという残念さです。まぁ、大抵モテまくりの人ってそうなんだろうなと。いちいち顔や名前まで覚えてたら、やってられないでしょうね。気楽に体だけの関係と思っているのが、相手に対して無礼ではあるけど、あっさりしていて悪意が無いので何だか憎めないんですよね。
そんな中、皆川に対して憎しみを抱くヤカラが登場して、さすがの皆川も危機に直面するのですが。
前半はそんな皆川の性癖が愉快な方向へ進展して面白かったけど、後半高森への想いを自覚したり過去のトラウマが登場したあたりで、エロコメのムードが一転。そんなシリアスな展開にしなくてもと、ちょっと食傷気味に。単に愉快な妖精さんのうすぼんやりなファンタジーでも大丈夫だったのに。
高森と皆川の元カレたちとのマヌケな友情とかの、とことんアホらしい話だけで充分楽しかったと思います。なので、★がひとつ減。
ベッドシーンはとてもステキでした。特に高森が強引でなかなかカッコいい攻。これに小山田センセのエロティックなイラストがコラボして、最強な仕上がり。記号程度の記憶な元カレたちもいい味が出ています。
ただの好き者の話かと…
老若男男を食い散らかしてる〜
あらすじを見て即購入!
ん?小人?妖精? これはファンタジー???
と思いきや、なかなかハードな過去があったりして。
色んなテイストがテンポ良く書かれてて あっという間に読んでしまいました。