あらすじ
25年前に起こった殺人事件。元恋人からその再調査を依頼された探偵ヴィクは、事件関係者に渦巻くウォーショースキー家の人間への敵意を感じ取る。どうやら彼女のいとこにして地元のヒーロー、ブーム=ブームと何か関係があるようなのだが……。生まれ育った街の暗部と過去の因縁に、ヴィクが毅然と立ち向かう!
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Posted by ブクログ
探偵ウォーショースキーの18作目。
いやはや相変わらず、不死身のヴィク。
チンピラに絡まれる、銃で撃たれて、球場の壁をよじのぼり、
タール抗にはまり、これで終わりかと思ったら、
最後の最後でさらわれる。
そして、
恋人の、全く武闘派でないジェイクに助けられるとは意外だった。
サウス・シカゴ時代の過去がらみの事件。
いっとき付き合ったボーフレンドが、
自分の母が妹を殺したのは無実の罪だった、
と証明してくれと依頼にくる。
若手で非力の弁護士が弁護をしたのはなぜか、
妹が残した日記は本物なのか、
は亡くなった従兄弟ブーム=ブームとつきあっていたのか、
警官だった父が危険なエリアの署に追いやられた理由はなんだったのか。
もちろん、いつものとおり若い子、
今回はブーム=ブームの親友の娘バーニーがシカゴに遊びに来ていて、
事件に巻き込まれる。
日本人らしき男性がちらりと初めのほうに登場したと思ったら、
まさか最後に日記の偽造を手伝うことになるとは思わなかった。
ヴィクは残念ながら、抹茶をお気に召さなかったらしい。
バーニーを人質に呼び出されたヴィクを手伝うべく、
コントラーレスが車を横滑りさせ、
二頭の犬が襲い掛かる場面が良かった。