あらすじ
笑いがとまらない日常編!!
俺こと小林一郎は、ただの友人キャラである。
親友・火乃森龍牙の世界の命運を懸けた戦いにがっつり関わってしまったり、
龍牙ヒロインズとなぜか次々フラグを立ててしまったり、
気がつけば敵の美少女使徒が3人ほど居候してきたり、
ラスボスであるはずの魔神に2体ばかり取り憑かれたりしているが、
やはりただの友人キャラである。
『そんな友人キャラがいてたまるかァ!』というご指摘はいったん呑み込んでいただきたい。
俺もツッコみたくて必死に我慢してるから。ことは俺の存在意義にかかわってくるから。
これは、そんな俺の、悩ましくも騒がしい日々の記録である。
読売中高生新聞で連載されていた『友人キャラは大変ですか?オフコース』を改稿し、伊達康先生&紅緒先生のかき下ろしが加わった永久保存版!
友人キャラの日常は大変ですか? イエス、オフコース(もちろん)!
※「ガ報」付き!
※特別カラーちらし「ゲキ推し!!ガガガラブコメ ラインアップ」付き
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
主人公である小林一郎の願いは一つ、「主人公にアドバイスをする友人」になること。そんな夢が叶うかもしれない出来事が今訪れている。それは、高校に入ってできた親友、火乃森龍牙がいることだ・・・。
そんな始まりのこの物語、主人公は他の物語とは違います。友人を目指す人なんてそうそういませんからね。
ですが、そう簡単に友人になれないことはお約束。いろいろ気を回して主人公の友人になっているはずなのに、気がつけばバトルや恋愛などに端を発する様々な困難に立ち向かっています。その展開がまた見ていてワクワクします!
もちろん、作者の前作である「瑠璃色にボケた日常」から続くキレの良いツッコミももちろん健在。テンポよし、展開よしで爆笑必至のこの「友人キャラは大変ですか?」を是非どうぞ!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
読売中高生新聞連載の掌編群を取りまとめた外伝的一巻である。
全54話の掌編には、一話ずつデフォルメキャライラストが描かれていて、新聞連載として楽しい内容が展開されていたのは想像に難くないところだ。
ただ、既存の読者として評価が悩ましいのは、この連載が基本的に読者ではない層に向けたものである点だろう。
すでに既刊6巻時点で、今更な主要キャラの紹介文をいくつも読んでいくのはさすがに億劫であるし、掌編の短さに由来したワンエピソードの弱さも気になるところである。
本編でのコミカルさを元に連載が決まったのだと思うのだが、本編ほどの軽妙な掛け合いは後半から終盤の一部に限られている印象で、やや単発の弱さが目立った。
というわけで、評価に悩みつつ、ここでは星三つ半相当と評価している。
本編では使いきれない小ネタなども多いので(小林家の祖先だとか)、そうした点に着目すれば悪くはない内容ではあるのだが。