あらすじ
就学前から、小学生が塾でするような勉強をさせる、そんな家庭が増えています。しかし、それは本当にこどものための教育なのでしょうか。勉強の基礎となるのは、“ことば”をききとる力、話す力です。まず、きく力、話す力をはぐくんでこそ、子どもは本当に豊かな心と知力を身につけることができるのです。そして、その“ことば”の最初の先生となるのが、じつはお母さん、あなたなのです。著者は、そうした視点から、生まれた瞬間からの、お母さんの愛のある語りかけや子守唄が、こどもの豊かな感性をはぐくむといいます。また、子どもの成長とともに、抽象的なことばのもつ意味を知ること、相手の言うことをきちんとききとる耳を育てることが、子どもの知性を伸ばすと説きます。よい耳をもつことはこどもにとって一生の宝。ゆったりとしたテンポでやさしく語りかけることが、聡明な子どもが育つ前提なのです。点数至上主義の風潮に一石を投じた、真の教育論。
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Posted by ブクログ
頭のよい子に育ってほしい――。そう願って早くから塾の勉強のような教育を行なう家庭が増えています。しかし本当は、その基礎となる「ことば」をききとる力、話す力を育んでこそ、こどもは本当に豊かな心と知力を見に付けることが出来るのです。本書では、こどもにどのようなことばを話しかければよいのか、こどもの成長とともに何に気を付けていけばいいのか、ことばの子育てをやさしく解説。
お母さんになるときに読みたい本。ためになりました。
Posted by ブクログ
本の題名を見た瞬間、「あ!良い事言ってる!」って思いました。私も、言葉がとても大切だと常日頃から思っていて、日本語を、特に子供に対しては大切に教えたかったので、とても良い本と巡り会えたと思いました。私自身、ことばが大切だと分かっては居ても、それを子供にどう伝えればよいのか?が、分からなかったので、その方法論を勉強する良い機会で、あっと言う間に読み終えてしまいました。その中には、すぐに実行できることがいくつも書いてあって、「ゆっくり話す」「静かに話す」「唱歌」「気持ちを込めて話す」「繰り返して話す」これからやりたいこと「素読(四書五経)」「絶対語感」「聞き分ける耳を育てる」「ほめる」「子供を笑わせる」「いろはガルタ」「雄弁は銀、沈黙は金」「謙遜」などなど…
Posted by ブクログ
知恵ある言葉、美しい言葉、そしてその使い方、学び方、教え方を教えてくれます。やっぱり大切なのは日本語であり、英語は二の次。大丈夫、そのうち全自動翻訳機が全部翻訳してくれるはずです。
Posted by ブクログ
この手の本を読む度に必ず思いを強くするが、やはり子供は親の鏡である、ということである。本書で言うとおり、ことばはその最たるものだ。日常で話す一言一言がいかに重要であるかを改めて確認できた。
また、昔話やおとぎ話を聞かせることを薦めていたことは自信になった。