【感想・ネタバレ】月刊アクション 2024年2月号[雑誌]【小林さんちのメイドラゴン2024年カレンダー収録】のレビュー

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Posted by ブクログ

 骨太なSFを描く白井先生を加えた2013年最終号。初の連載終了作品もでて、それでも新連載は始まるのが雑誌の寂しいところですが次々に面白い作品が増えるのはいいことですから嬉しいです。

 初完結作品。月刊アクションも発売してからはや8ヶ月、連載作品の一つである「女の子が死ぬ話」が終了しました。連載当初から儚げな雰囲気のなか進行していただけに最終回も感慨深いものでした。好きな男の子との叶うことのない未来の夢を見たり、すきだからこそ拒絶を選択したり、その選択に泣いたりと最後まで女の子らしい生き方をした遥に素直に悲哀の念を抱きました。この話は正直自分は精神的な女の子の死を描く話なのかなと思っていたので、肉体的な死で完結したこの作品的には不満が残ります。最終的に和哉と千穂の心のなかでは女の子としての遥が生き残っているわけですし。生き残った者ではなく死んでいく遥目線の話で終わるなら痩せこけた遥の悲しみを誘う姿ではなく、遥の目からみた話を貫き通して欲しかった。月刊アクションはじまって見続けた作品だったし、多分連載枠も決まっていたからだけどもう少しやりようがあったのではないかと惜しく思う作品でした。

 どちらかというとギャグ・エロ・バイオレンスの色が強い月刊アクションだけどラフナスみたいなSF作品もあと2、3個増えてくれると自分としてはもっとはまりやすい雑誌になるかなと思いました。2014年でまた雑誌の色が変わるかもしれませんからまだまだ注目したいです。

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2013年12月29日

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