【感想・ネタバレ】月刊アクション 2023年9月号[雑誌]のレビュー

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Posted by ブクログ

 話が固まってくる第3号。各作品方向性がしっかり定められはじめ、わかりやすく面白くなってまいりました。また、まだまだ始まる新連載にも期待できそうです。

 3話目でハッキリ示すテーマ。巻頭カラーのカリュクスでは主人公の傷つきたくない心とそれを思いやってしまうヒロインの青い「恋心」を描き、アクション仮面では怒りの根幹にある「愛」を描いていました。他、第1号から連載している作品のほとんどはその作品の「テーマ」となるものを伝えて来ました。中学生日記やちちゃこい日記など元々テーマ性の高いものは1話から方向性がわかり面白いですが、3話にきて物語が安定してくる面白みというのはやはり堪らなく良いものです。カリュクス・女の子が死ぬ話はなかなか切ない話になりそうでこれからも期待できそうです。

 ギャグ勢のくだらなさ勝負。ギャグ漫画にも色んな種類がありまして、シュールだったり、ツッコミだったりと色々激しいものがある中、月刊アクションのギャグはどことなくくだらなさを常に忘れないような作品が多いです。特にそれが顕著なのがデスちちとエジプトの三角です。どんなにしょうもないネタで勝負にきてもそれがとてもくだらなく笑えたらギャグ漫画はそれでいいのだと思わせてくれる描写をこの2つの作品はもっています。そう、ギャグ漫画はくだらないぐらいが一番肩肘を張らなくていいのだ。

 3号で始まった新連載和太鼓ガールズもなかなか面白い題材なのでこれからがとても楽しみな作品です。表も裏もなく音を楽しむだけにぶっ叩く太鼓にミッション系のお嬢様学校をつなげるとどうなるか、とてもこれから次第ですが非常に先が気になります。性的なもの、バイオレンス、ヒーロー、学園モノ、いろいろ作品がごちゃ混ぜだからこそ楽しめる作品ですが、これぞ!月刊アクションの柱となるべき作品がはやく出来てくれることを望みます。

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2013年07月29日

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