【感想・ネタバレ】夜は満ちるのレビュー

あらすじ

日常の裏側に死者たちは佇む。生きていた時に抱いていた想念を、妖しくも美しい幻に変えて、この世に残っている者たちを誘う。闇の中で死者たちが開く異界への扉。その向こうで、過去と未来は入り混じり、夢と現実が交錯し、死者と生者のひそやかな交歓が繰り広げられる。やがて、あふれくるエクスタシーと共に、すべては黄泉の世界へ流れゆく――。恐怖と官能を湛えた極上の幻想譚集。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編恐怖小説6話。
やまざくら
縁えにし
坂の上の家
イツカ逢エル
蛍の場所
康平の背中

蛍の場所は恐い。
結末の理由が分からない。
著者がなぜこういう小説を書くのかが分からない。
恐すぎて,読み切るのに3日かかりました。
次の話が読めない。

0
2012年12月10日

Posted by ブクログ

しっとりとしたほんの少し官能的なファンタジー。若干ホラー寄り。
しつこくなく読みやすい。
ただ、オチが難解というか、どう解釈していいのか分からない作品がある。
「夜は満ちる」が一番好き。人間らしくて愛に溢れてて。

0
2013年04月30日

Posted by ブクログ

幻想的で官能的な作品が詰っていた。
時折、ゾクっとするような瞬間もあり、とても怖くなるわけではないけれど、ほんのりと恐怖が迫ってくる感じだった。

0
2010年10月07日

Posted by ブクログ

小池作品は短編いくつかと、あの「恋」しか読んでいないので、
久しぶり。
不思議な、ややホラーテイストだが、深夜にテレ東あたりの単発ドラマでやりそうな雰囲気。
一番最初の「やまざくら」がちょっと好きな感じ。

0
2014年01月09日

Posted by ブクログ

サスペンスや恋愛小説も書く作家の為か、ホラーとはいえただ怖いだけの作品ではありませんでした。
勿論、怖いです。ただ、じわじわとやってくる怖さあり、愛憎あり、現実と夢の交錯がありと、色々な面で楽しめる作品だったと思います。正直、その重なりで気持ち悪ささえありました(きっとそれがいちばんの狙いでは、とも思います)。

この世の中で最も恐ろしいのは、霊でもお化けでも妖怪でもなく、人間なんだと改めて感じました。

最近は恋愛小説の目立つ作者ではありますが、初期の頃のサスペンス等も好きな方にはオススメ(ホラーが苦手ではない、という前提つきですが)ではないかと思います。

(2005年4月30日)

0
2014年05月31日

Posted by ブクログ

「姉さん待ってました」と思わず声をかけたくなってしまう 小池女史のホラーです。小池先生のホラーは「墓を見下ろす家」からはまっていたのですが、最近とんとご無沙汰でした(わたくしが知らなかっただけかも知れませんが)不倫モノホラーとでも呼ばせて頂きましょうか..官能抜きでさっぱりゾクッ系ホラーです。素直に面白かったです。

0
2009年10月04日

「小説」ランキング