あらすじ
シンの誕生日がシシリーと同じ日だという運命的な事実が発覚し、オーグ主導のもと大々的に合同誕生日会が開催されることに。当日、学院の仲間や家族だけでなく、思いもよらぬゲストが現れ…!?
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いや〜、「俺TUEEEE」もここまでいくと気持ちがいいものですね。という言葉に尽きる作品。
世界を救った偉大な英雄、賢者・マーリンと導師・メリダに育てられ、本人は規格外の魔力と戦闘能力を持ち、前世である現代日本の知識を応用した魔道具を作れば飛ぶように売れる――と、名声と実力、財力までが思いのまま。ジェットコースターに乗っているかのような、とにかく爽快な読み心地がクセになります!
主人公、シン・ウォルフォードのTUEEEEが過ぎるので、挫折を経ての努力、成長といった王道ドラマはあまり描かれていません。しかし、シンが無自覚にすごい魔法を使ったり、すごい魔道具を作ったりして、周りの大人たち(しかも、国王やら元騎士団長やら偉い人ばかり)が驚き、シンが「またオレ何かやっちゃいました?」とテヘペロする。この流れを読んでいるだけでワクワクしちゃうし、スカッとしちゃうのですから、ぐうの音もでません。つまり、面白いは正義! なのです。
とは言っても、ひたすらTUEEEEを見せつけられるだけではありません。
15歳になって初めて学校に通い始めたシンが後の婚約者・シシリーに恋をしたり、第一王子のアウグストと友情を育んだりといった、“人間面”での成長がしっかり、かつ温かに描かれていて思わずにんまりしてしまうシーン続出です。
優秀だけどツンデレなシシリーの親友・マリアや、魔法オタクの“暴走少女”リン、16歳には見えないほどセクシーなお姉さまオーラを放出するユーリなど、個性豊かなクラスメートたちもめちゃくちゃ推せます!
感情タグBEST3
神々しい
魔人たちとの戦いはひとまず休憩
たった一年で世界をここまで変えてしまう存在は、ある意味ではシンくんは神なのかもしれないですね。
世界各国の首脳ともほとんど臆せずに振る舞えるし、ほんとチートですね。
なるほどな内容
カトリーとじいちゃん&ばあちゃんの関係が昔のパーティだけでない事は予想していましたが、義理の娘になる予定だったとは。悲しい展開でした。
正直なところ…
あまり恋愛とかエロい方には行ってほしくないんだけどねぇ…。その手のマンガが読みたければ他にいくらでもあるわけだし。とりあえずこの巻は溜め息ばかりついてしまったわ。