あらすじ
感涙必至の愛をつづる青春小説
高校生の月岡瑛人は、進学校で学ぶ優等生で家族(居候含む)思い。
友達とも仲良くやっているが、秘めた衝動をもっていた。
その衝動を受け止めるサンドバッグになっていたくまのぬいぐるみを失った瑛人が、
半狂乱で探した末に、かわりに出会ったのは半死状態の美女!?
「孤独をこじらせた少年」は、居場所を見つけられるのか――。
『知らない映画のサントラを聴く』、『砕け散るところを見せてあげる』で話題沸騰!
竹宮ゆゆこ、待望の最新長編。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
新作が出たら追いかけようと決めている作者の一人、竹宮ゆゆこ氏の作品。私的には久し振りに「当たり」。瑛人がアイスに出会い、幼いころから持っていた鬱屈とした気持ちを解きほぐしていく、そんなやりとりが文章を読んでいてなんか温かい気分にさせてくれた。やっぱり人と人との触れ合いは大切なんだな。ラノベチックな設定は一般文芸ではどうかと思うけど、登場人物の心の内面を文章にするのがこの人は旨いなと読んでいて思う。新作も出ているので、これも機会を見つけて読んでいきたい。感想はこんなところです。
Posted by ブクログ
不気味な導入から始まり、途中も暗い展開がいくつかあったけど、
振り返ってみると割と王道のジュブナイル小説だったと思います。
あとこの小説の特徴として、妹がとてもアホ可愛い。
「あたしミカン王!」
「でもこのミカンは脳みその一部なのです。外すと中身が垂れます」