【感想・ネタバレ】あしたはひとりにしてくれのレビュー

あらすじ

感涙必至の愛をつづる青春小説

高校生の月岡瑛人は、進学校で学ぶ優等生で家族(居候含む)思い。
友達とも仲良くやっているが、秘めた衝動をもっていた。
その衝動を受け止めるサンドバッグになっていたくまのぬいぐるみを失った瑛人が、
半狂乱で探した末に、かわりに出会ったのは半死状態の美女!?
「孤独をこじらせた少年」は、居場所を見つけられるのか――。

『知らない映画のサントラを聴く』、『砕け散るところを見せてあげる』で話題沸騰!
竹宮ゆゆこ、待望の最新長編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

新作が出たら追いかけようと決めている作者の一人、竹宮ゆゆこ氏の作品。私的には久し振りに「当たり」。瑛人がアイスに出会い、幼いころから持っていた鬱屈とした気持ちを解きほぐしていく、そんなやりとりが文章を読んでいてなんか温かい気分にさせてくれた。やっぱり人と人との触れ合いは大切なんだな。ラノベチックな設定は一般文芸ではどうかと思うけど、登場人物の心の内面を文章にするのがこの人は旨いなと読んでいて思う。新作も出ているので、これも機会を見つけて読んでいきたい。感想はこんなところです。

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2017年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

不気味な導入から始まり、途中も暗い展開がいくつかあったけど、
振り返ってみると割と王道のジュブナイル小説だったと思います。

あとこの小説の特徴として、妹がとてもアホ可愛い。

「あたしミカン王!」
「でもこのミカンは脳みその一部なのです。外すと中身が垂れます」

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2018年07月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

竹宮ゆゆこさんの作品は「砕け散るところを見せてあげる」以来の2作目です。前作はタイトルの意味が難解にも感じたのですが今作は・・・。

序盤での主人公が感じている強迫観念は息苦しく、そこから人が生きながらに土に埋まっている設定での邂逅からどのように場面を繋いでいくのだろうと少し心配になりながら読み進めました。

読後、家族の物語であり、「愛している」というセリフがどのようにして出てくるのか人の絆がどのようにして紡がれるのかを何とはなし感じさせられる物語であったと思いました。

そしてタイトルですが今作も私にとっては難解でした。

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2017年01月10日

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