あらすじ
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市川團十郎の夫人、堀越希実子さんが作る季節ごと、行事ごとの成田屋の食卓を通して、その料理にまつわる様々な思い出、エピソードをまとめる。料理のレシピも掲載。テーマは食卓を通して見えてくる家族の風景であり、歌舞伎の家、市川家の一年である。
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Posted by ブクログ
十二代目市川團十郎、十一代目市川海老蔵が食べてきた、成田屋の食卓。確かにこれは梨園ならではの世界でしょ、という面もありながら、意外にも庶民の我々も真似したくなる食事も多く、参考になる。ぜひ、「タイ風春雨サラダ」と、「豆腐としらす、枝豆の和え物」は我が家のレパートリーに加えたい。
ハッとさせられたのは、團十郎の「歌舞伎役者は肉体労働者だ」ということ。それだけに、舞台の期間中はパフォーマンスを一定にするために、毎朝同じものを食べていたり、時に朝からステーキを欲することにも合点が行く。
最高のパフォーマンスを追求する人とそれを支える人、そして、家族愛に溢れた1冊。