【感想・ネタバレ】乱読のセレンディピティのレビュー

あらすじ

一般に、乱読は速読である。それを粗雑な読みのように考えるのは偏見である。ゆっくり読んだのではとり逃すものを、風のように速く読むものが、案外、得るところが大きいということもあろう。乱読の効用である。本の数が少なく、貴重で手に入りにくかった時代に、精読が称揚されるのは自然で妥当である。しかし、いまは違う。本はあふれるように多いのに、読む時間が少ない。そういう状況においてこそ、乱読の価値を見出さなくてはならない。本が読まれなくなった、本ばなれがすすんでいるといわれる近年、乱読のよさに気づくこと自体が、セレンディピティであると言ってもよい。積極的な乱読は、従来の読書ではまれにしか見られなかったセレンディピティがかなり多くおこるのではないか。それが、この本の考えである。乱読によって思いがけないものを発見する能力〈セレンディピティ〉が起こることを教えてくれる。 「本は身ゼニを切って買うべし」「知識と思考」など、「知の巨人」が思考を養い人生が変わる読み方を伝授 !

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Posted by ブクログ

ネタバレ

●乱読
たくさん読みたい本があるが、その時間もなかなかとれなく、どうしたものか、参考になるものはないかと、読書に関する本を探していたところに出会った本。
何でもかんでも一言一句最初から最後まで読み切ることが読書ではないと改めて認識。読書を真面目にたくさんしているとバカになるということが、とても腑に落ちた。自分の頭を使って、イメージを持ちながら考え、想像する。それがよい読書。いわゆる乱読でいいんだと、認識することができた


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2025年01月13日

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