【感想・ネタバレ】長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖3 死守のレビュー

あらすじ

人足寄場はなくしてはならぬ!好評第3弾!

阿比留平之助と弥五平は、上野山下で無宿者たちが狼藉を働く現場に遭遇した。その頭となっているのが、人足寄場を出た戸佐造と又次だった。死者と多数の怪我人が出た無宿人による騒ぎは、さらに続き、江戸中に知られることとなった。一連の事件は、人足寄場が無宿者の更正に役立っていないのではないかという意見を生み、幕閣の中には人足寄場の廃止を唱える者も出た。
戸佐造と又次の行方を追う平之助は、一味が寄場にいた者や商品を売り歩くために市中に出ている人足寄場の者に声を掛けていることを掴む。
平之助は、人足寄場を廃止させないために、町方から存続を願う嘆願書を書いてもらおうと考えた。春の高潮の折りに、寄場の修復費用を出してもらった、町年寄三名を訪ねた平之助は、三人の心を動かすことに成功する。そして、寄場の存続が決定した。ただ、無宿者による騒ぎが起こったら、廃止すると言われる。
戸佐造と又次を捕らえようと調べを進めると、平之助は背後に某藩と結んだ商人がいることに気がついた。騒ぎを起こそうとする動きを掴んだ平之助だったが、一味の偽の動きに騙され………。黒幕も含めた一味を捕らえることが出来るのか。

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Posted by ブクログ

千野隆司 著「死守」、長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖シリーズ№3、2018.7発行。島流しなどを終えて帰って来た罪人たちを更生するために作った人足寄場、荒くれ者をまっとうな仕事ができるように骨を折る平之助たち。地道な仕事に向かう者、再び悪の道に身を堕とす者、その狭間を揺れ動く者、・・・・・。平之助25歳の妹明乃(あけの)17歳が控えめながらも読んでて心が躍る活躍を見せます!茶店のお久邇と平之助の仲も、武士と町人の違いはあれど、これからの進展が楽しみです。

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2018年08月10日

Posted by ブクログ

重い病気で死にそうな長谷川平蔵。
飢饉から江戸に押し寄せる無宿ものたち。
その無宿ものを人生の断ち直しにさせたいと平蔵が作った人足寄場だったが、自然災害で設備も全て破壊。
再び大きな予算が必要だった。
そこに目をつけた人がいる。
中洲を利用しての流通の商いだ。

密かに仕組まれようとする事件に立ち向かうのは、平之助。

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2022年05月29日

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