【感想・ネタバレ】心を動かす話し方のレビュー

あらすじ

「過去と他人は変えられない」というけれど、そんなことはない。
自分自身の話し方を変えれば、他人(相手)さえ変えられる。

あの渡邉恒雄主筆に見いだされて読売新聞社に入社。
その後、三菱商事、ボストンコンサルティンググループ日本代表を経て、55歳でドリームインキュベータを起業、同社を東証一部上場企業に育てた著者。

長年、多くの経営トップと対話をし、これまで5000回以上の講演を行い、テレビ朝日の名物討論番組『朝まで生テレビ』などで議論を戦わせてきた。
経営コンサルティングのプロフェッショナルであると同時に、話の達人でもある。

もちろん、その背景には確固たる専門知識のインプットは欠かせないが、インプット(理解・読解力)に長けていてもアウトプット(表現力)に劣る人は、東大卒のエリートでさえ数知れない。

ボストンコンサルティング時代は、大企業相手に数億円規模のコンサルティングの場数を踏み、徹底した情報収集や調査と巧みな表現力でクライアントを魅了。

かつて「5000万円以下の情報はタダで教えていた」とも語っていた著者が、仕事に、そして人生に効く戦略的話術の本質を説く。
単に話し方を説くだけでなく、表現力につながる理解(読解)力と想像力を総合的に指南する。

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だれ場を挟み、山場を盛り上げる
話は「13分以内」にまとめる
新しい情報は全体の4割まで
プレゼンは「転→結」が効果的
関心があるのに知らないことを探せ
謝罪で押えておきたい4つのポイント
結晶化するまで考えて1行にまとめる
大事なことは「ピアニッシモ」で話す
相手の疑問や不安を解消
1つのテーマを3つの視点で言い換える
3分先を考えながらしゃべる

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Posted by ブクログ

ネタバレ

■感想
テクニカルで面白いです。直ぐに読めます。コミュニケーションの本質やホウレンソウなど、実践的な章で納得することは多々あります。冒頭の章は筆者だからこそ辿り着いた学びを描いています。

■心に残った話
話は13分以内 集中力が切れるギリギリのライン
話の中身は4つのマトリクスで 
   ある な
知識
関心
知らない話で、関心がある話、これを4割にする。知らない話4割、知ってる話6割の黄金比。黄金比は変えずに中身はアップデートしていく。
話し下手ほど話を聞かない。話を聞くのは直接学習。読書は間接学習。
コンサルティングは説得ではなく、納得。
本質論者 難しいことを簡潔に自分の言葉で結晶化。そのテーマについて3つの視点から述べるように体得する。
ホウレンソウ ホウレンソウはレベル高い。何を報告するか相談するか自分で判断する必要あるから。
コミュニケーションの本質 相手に伝わって完結する。なぜなら、コミュニケーションはトランスポーテーションと同じ語感。でも、物理的な移動を伴うかどうかの違い。
謝罪の本質4つ 謝罪する責任は誰にあるか、謝罪の目的、原因分析、今後そうしないために何するか
プレゼンは転結起承 
敬語を使えるとチャンスは広がる
ハイコンテクスト社会からローコンテクスト社会へ エドワードホール
目上の人に気に入られるには、あいてがしらない関心ごと。
肝心なのは内面を輝かせる不断の努力
3分先を考えながら喋る 接続詞なしでも伝わる流れが良い。
抑揚、緩急、強弱をつけながら 大事なことは敢えて小さな声で喋る
3分スピーチで感覚を身につける
カトカンさん I care you. 気にかけてるよ、と伝える。
ユーモアは天性のセンスが欠かせない 時間投下はユーモア磨くより、コンテンツを増やすための教養の方が優先するべき。

 

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2020年03月12日

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