【感想・ネタバレ】「良い質問」をする技術のレビュー

あらすじ

学校の授業や記者が取材などで投げかける質問は「情報収集」のためのもの。日常生活や一般のビジネスマンに必要なのは、日ごろの仕事での会話を有意義にする、周囲に好かれ、感謝される質問です。その極意を、日本で最も多くの質問をする職業であるエグゼクティブ・コーチの第一人者に明かしてもらいます。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

『良い質問』とは投げかけた相手もしくは自分に『新たな気付き』を与えるもの
成功者ほど質問力が高いのは、この良い質問を自分に投げかけ続けられるから。
自分に良い質問を投げることが成功への鍵である。

関係性、気付きの観点から四つの類型がある
軽い質問は関係性構築、重い質問は他責から自責へのマインドチェンジに有効。
これをベースに良い質問へと転換していく

良い質問
①特徴:個々の本質的なこと。オーダーメイド。
 want to、仕事の大義、言葉の定義とその反義語、立場を変えて聞く、未来について聞く、オープンクエスチョンである(yes/noで答えられない)
②コツ
■アクティブリスニング(相手の表情、心情、背景まで読み取ろうとする)
■その場で考えながら質問(用意してきたものは相手の心を叩かないことがおおい)
■アドバイスはしない
■『相手』について聞いて、『自分』としてフィードバックする
■ネガティブな聞き方はしない
■不要な前置きは使わない
③作り方
■3つのV(理念:やりたいこと、価値観、良く使う言葉)を言語化し品詞ごとに分類
■5W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように)を普段使わないものと組み合わせる
■3つのVから2つ以上組み合わせて聞く

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2021年10月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

"正直、タイトルを見た時点では内容があまりピンと来なかったが、
コーチングの経験を基に書かれたとても良い本だった。
具体的な手法もあり、ロジカルな分類分けもあり、わかりやすかった。

心に残ったのは、「全ての会話は質問の連続である」という言葉。
会話が上手くなる、人を動かす、能力ややる気を引き出す、全てに通じる事なのだと認識できて良かった。

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◆優秀な人と、そうでない人を分けるのは、”質問の差”である
⇒普段は意識をしていないが会話の多くは質問と回答で成り立っている
 ”良い質問”をする技術を身につければ、優秀な人になれる

粟津さんに影響を与えた質問はコーチ・エィの代表 伊藤さんの質問
”会社でどんなことをしたいの?”
""エクゼクティブコーチになって、何をしたいの?""

◆良い質問は、相手に考える余地を与える
・世界一のサービスをしなさい
・世界一のサービスとは?
⇒”何なのか”、”何をすべきなのか”…etc

【組織の中でよく使われている質問は、その集団の”本質”を表す】
ex)糸井重里さんは「それ本当に面白いの?」を常に繰り返している
 ⇒一番の価値観は「面白いかどうか」
「売り上げはどうなっている?」だと売上主義
「顧客は満足しているか?」だと顧客主義 などなど

◆コーチングの役割
正しい姿、あるべき姿が見えるように、コーチのフラットな目を通じてチェック
ゴルフのコーチとまったく同じ。スイングの確度やスピードを見ている。それと同じ。

◆4つの質問の分類

1.軽い質問
相手との関係を良くする質問
ラリーのようにポンポンと会話が弾む感じ

2.悪い質問
相手との関係性を配慮していない
たとえば、無意味に相手のプライベートに立ち入るなど
質問者の価値観や思い込みを押し付ける質問、相手を追い詰めたり委縮させる質問も該当
「子供を塾に通わせないで大丈夫なの?」「結婚はしないの?」「あなたがやったんじゃないの?」

3.重い質問
質問された側が”答えたくない”が、”気付きにつながる”
一番の特徴は「質問の目的が共有されている」こと
「グローバルな企業とはなんですか?」
「社員が社長にもっとも期待していることはなんですか?」 などなど
重い質問は他人だけでなく自分に向けて研磨することも出来る。

4.良い質問
大前提として、誰にとっても共通の良い質問はない
特徴は一つ「本質的」ということ
1)本当に手に入れたいものを聞く質問
2)仕事の大義を聞く質問
3)言葉の定義を聞く質問
4)反対の概念を聞く質問
5)当たり前と思っている事を聞く質問
6)立場を変えてみる質問
7)今と未来について聞く質問

・用意された質問は心に響かないので、その場で考えることが大事
・部下を育てたいならアドバイスではなく、質問で考えさせること
・フィードバックは「客観的な事実」と「主観的な意見(Iメッセージ=私はこう思いましたetc)」
・重い質問を良い質問に変えるのは、ポジティブシンキング
 ex)失敗した理由を問うのではなく、「改善するためにはどうすれば良いか」

◆本人の中で内在化している質問の近くにある、自分にしていない質問を見つけるためには
<3つのVに注目する>
1.Vision:手に入れたいもの
2.Value:価値観
3.Vocabulary:良く使う言葉"

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2017年06月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

実践的メソッド、事例の深堀りというよりも、良い質問が人間関係を変える入門書という感じでした。鋭いコンサルティング的な目線(その質問でテーマ、プレゼン内容の穴をつく方法)を知りたいと思っていたので、期待と違っていました。

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2025年04月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

コーチングや自己啓発の入門書としてはわかりやすくてよい。

自分にどれだけ質問できるか と問われると詰まってしまうので、考える意味でよかった。

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2017年02月15日

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