あらすじ
ローマで起きた児童失踪事件。その裏には、幼い自分を誘拐し、11年間にわたり監禁した犯人“パードレ”がいる――そう考えるダンテを、しだいに信じるようになったコロンバ。しかし味方のはずの警察は、型破りなふたりに疑いの眼差しを向ける。孤立無援のふたりは、独自に過去の事件を洗いなおす。わずかな証拠をたどった先で待っていたものとは? 緻密なプロットと息詰まる展開。イタリアのベストセラー・サスペンス!
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Posted by ブクログ
どちらも問題を抱えた男女バディによるサスペンスもの。
ネタバレあんまりしたくない葛藤…!
今まで反目しあっていた仲なのにタッグを組む胸熱展開とか、犯人が分かった時の絶望感とか。
あとラスト一行ではわーってなりましたわ…。はわわわ(語彙力消失。
全部揃えてから読んでるので、次の死の天使ギルティネも楽しみ!
Posted by ブクログ
やっと読めた。いや〜噂通り面白かった!一気読み。カリン・スローターのウィル・トレントが最近のお気に入りだけど、ダンテも凄い。続編をすぐに読みたくなるラスト。
Posted by ブクログ
(上巻より)
途中から、そんな不満も気にならないぐらい、
怒涛の展開になって、
ああ、国家的陰謀なのかと思ってからの、
最後のどんでん返しは、本当に素晴らしかった。
途中で描かれていた、
囚われて社会的接触を断たれていた期間を補う、
その時代の西洋のポップカルチャーを集めた
”時間の箱”の存在も同じぐらい素晴らしい表現だった。
そして、最後の謎の電話は。
Posted by ブクログ
色々凝った設定はあるものの、上巻を読んだ限りでは、サイコサスペンス調の展開であり、幼児連続誘拐監禁事件の犯人を追う、心に傷を負った警官と元被害者、という構図で話が展開すると思っていたら、下巻冒頭の軍隊シーンで一気に煙に巻かれてしまった。
そこからの展開はことごとく意表をついてきて、そもそも誘拐の動機が全く違っていて、まるで”Xファイル”調の動機であること、事件を追っていた二人が、今度は濡れ衣を着せられて警察から追われる立場になり、さらにはその捜査の過程でダンテ自身の出生自体が謎に覆われていると言う急転直下の展開・・・、う~ん、実に鮮やかで見事。
次々と関係者が登場して、わかりにくいイタリア姪という事もあって、ストーリーの整理?に苦労するが、ラストまで一気に楽しめた。
しかも最後の最後で次作に繋がりそうな謎が。
さて、続編にいつ出会えるか?
それまで他の作品も出版してくれたらいいのに。