あらすじ
イルマナス地下街道の開通工事に無理やり参加させられたゼロスは、工事の途中で発見したイーサ・ランテ古代遺跡にて本物の悪魔とガチバトルしたり、遺跡の最終攻撃兵器【セラフィム・バースト】を意図せずに発動させたりと、怒涛の作業ライフを過ごす。
ゼロスはほどなくして街道工事を終えると、休む暇もなく今度はソリステア魔法王国の外交官をアルトム皇国まで護衛することに。そんなゼロスは、道中に潜伏していた勇者一行の襲撃を受けるも、皇国側の護衛担当・ルセイとの活躍によって、見事勇者達を取り押さえることに成功する。
こうしてゼロス達は捕虜の勇者達を連れ、皇都アスーラーを目指すのだが、
「僕は王宮に着いたらお役御免ですね。観光でもして帰るかな~」
厄介事センサーに何か反応したのか、おっさんは早くも帰りたいオーラを解放し……!?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今回は戦闘シーンはちょこっとだけ。
アトルム皇国、ルーセリス誕生の秘密、ツヴェイト&クロイサ&セレスティーナの学園生活、姉再び暗躍しヘルズ・レギオン発生、アド君とゼロス再会する、グレート・ギヴリオン発生と、細かいネタが絡み合ってきます。
学園パートは旧世代を新世代がぶち壊してたり、クロイサスの異次元空間が発生したりと、ゼロスは関わってきませんけどね。
ルーセリス絡みの話が中心ですかね。それが終わってヘルズ・レギオン&グレート・ギヴリオンの前哨戦に入るところですか。
ルーセリスの出自が実はアトルム皇国で、そこでは生き別れの姉(ルセイ)が将軍をやっていたり、ルーセリスたちの母親はすでに亡くなっていたりと、結構シリアスなんですが、この作品のいつもの常で何かしらコメディ要素突っ込んで来てくれるので、暗くならないですみますね。
醜悪なゼロスの姉も登場しますが、今回はちょっと顔見せ程度。巻き込まれないようにささっと撤退します。
ワイルドコッコの3羽が良いです。シャイニングとライジングとダークネスなコカトリスに進化して、外道な連中を討滅してくれます。このGガンダムパロディは大好きです。
アド君とゼロスの再会も顔見世程度。共闘関係は次の巻以降でガンガンやってくれます。
この巻の見どころとしては、ゼロスのラブコメ関連ですかね。ルーセリスとの関係や、ルーセリスと二人で話している所を、ルセイや孤児院の子どもたちに見守られてたりして、ルーセリスが暴走しちゃったり。
あと、殲滅者5人の詳細が掲載されて、ゼロスは「黒の殲滅者」で、5人のうちで一番マトモだという話がしっかり説明されます。
今までもちょくちょく殲滅者の中ではまともという話が出ては来るんですが、しっかり説明されたのは、これが初めてではないでしょうか。
いやー、とにかく面白い。そこかしこに散らばるパロディやコメディから、シリアス展開に、今回はゼロスの無双はほとんど出てきませんが、他のキャラ(コッコたちに、ファーフラン大森林で鍛え上げられた騎士たち)が無双してくれるのも良いです。
これ書くのにざっと再読してしまいましたが、いつの間にか1時間経過している始末。面白いです。
匿名
色々な動き
今回はルーセリスさんの出生の秘密が明らかに!
ホムンクルス(邪神魂魄入り)も目覚め、かつて何が有ったのかも明かされた……
そして、アドさん達とも再会と色々な動きが有って面白い。
次巻はGとの戦闘か……