あらすじ
トヨタには昔から、作業のムダを極限まで削り、生産性を高めていくという文化があります。たとえば、勤務中の歩く速さ1つにも意識を向けるくらいムダを嫌うのです。これを突き詰めて考えると、時間のムダをなくすこと、つまり「時短」につながります。
多くのビジネスパーソンが日々向き合っている仕事のなかには、じつはやらなくてもいい仕事、やり方を少し変えるだけで大幅に効率化できる仕事がたくさんあります。そういったムダな仕事や動きを見つけ出し、より効率的なやり方に変えていくことができれば、最小の時間で最大の成果を挙げることができます。これが実現できれば、より仕事が楽しくなると同時に、自分の時間を劇的に増やすことができるのです。
本書では、トヨタの販売店を退職後、IT企業に転職し、いわゆるホワイトカラーの職場を経験したのち、自身で会社を立ち上げた著者が、その経験を活かし、どんな仕事をしている人にもトヨタのノウハウを取り入れていただけるよう、アレンジしてお伝えしていきます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
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よかったこと。3つ。
1 なくしたものを探す時間を削る
2 失敗を責める時間をなくす
3 迷う時間を少なくする
改善
1すぐ取り出せる。定位置にもの置く。物は最小限
2 改善策を練る時間にする
3迷う時間は3秒。行動に移す。
トヨタの時間術はとても好きで、物の整理の仕方の本も以前に読んだことがあるが、やり方がとても好きだった。洋服の枚数を決めるハンガーの本数を決める。持っている洋服を書き出してみる。今は買った年月日と洋服を書き出している。古くなった服は捨てる。意外と物持ちが良くて何枚も古いものを持っていたが、書き出すとそんなに必要がないことがわかった。家で着る服は制服としてある一定の時間がきたら、また流行に乗った服を買うなどしたやり方に変えていく。少ないもので豊かに暮らせるようになる。自分の未来はものではなく、時間と自分の価値に投資できるようになっている。
Posted by ブクログ
効率化する為に行う事をたくさん書いてあった。
全てにおいて時短を意識しろというところから始まり、あらゆる時短術がありました。
失敗したところに無駄がある。
成功したことも振り返れ。そこにもヒントがある。
ミスは早く報告しろ。遅いほどやり直しに時間がかかる。
マニュアルを作れ、再現性のある行動をしろ。
作業中も考えろ。共有してから会議しろ。
どこ本にも書かれているが、トヨタは社員レベルで意識してやっている。その実施例が書かれた内容でした。
Posted by ブクログ
とにかく無駄な時間を省くため、カイゼンし続けるマインドについて。
しかし、具体的に自分の業務にどのように活かすかが想像できなかった。同様のジャンルの本を読んで、深めたい。
Posted by ブクログ
本書は単なる「時短術」の解説にとどまらず、問題解決力や成功の再現性を高める方法についても触れられている。
特に印象的だったのは、「成功体験の分析と共有」についてだ。 失敗を振り返る「カイゼン」は一般的だが、成功についても再現性を重視して分析し、メンバー間で共有する文化の重要性が説かれている。野村克也監督の「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉が有名過ぎるし、また勝利の高揚感で冷静な分析がしにくいバイアスもあって、これまで成功の分析を怠ってきた。
でも本書にあるように、成功パターンを考察してメソッド化できれば、他のメンバーも活用でき、組織全体が強くなる「正のスパイラル」が生まれる。
また本書を通じて最も強く感じたのは、「時短=作業を早くすること」ではなく、目的を念頭に「時間の使い方」そのものを設計し直すことの重要性だ。 トヨタ生産方式のメソッドは有名だが、同時にトヨタには「人づくり」という側面もある。そういう意味で、元トヨタの方々が書くビジネス書は、その文化の一端を垣間見ることができて興味深い。
「時間の使い方」の設計の核心は「ムダを減らす前に、まず"目的"を明確にする」こと。 何のためにこの仕事をしているのかが曖昧なままでは、どれだけ効率化しても本質的な成果にはつながらない。これは日々の業務だけでなく、事業運営やプロジェクト推進にも通じる視点だと感じた。
Posted by ブクログ
✨どうやれば出来るかを考える
→危機はチャンスなりと考え落ち込む時間を減らす
✨定時で帰ると決意する
✨徹底的にパクる
→学ぶは真似ぶ
Posted by ブクログ
何となく読んだことがあると感じた部分があったが、やっぱり2回目だった…。タイトルでは”すごい”時短術となっているが、そこまでのものではないのではないかと思う、むしろごく普通のスキルというか…。トヨタの現場では秒の単位まで時間にこだわっているというくだりがあったが、作業現場ゆえのことでオフィスでもそこまですべきかどうかちょっと微妙なカンジ。工場は同じ動作の繰り返しだから”秒”の削減は乗数的に時間を節約することになるけれども、オフィスワークでは同じ動作の繰り返しは工場ほどではないので、それほど大きな効果に結びつかないのではないか。とはいえ、そういった時間に対する意識だけは大事なので持つようにしたいと思う。
Posted by ブクログ
<1>あなたの仕事を速くするトヨタでの5つの言葉
<2>時短を加速するカイゼンマインド
1 誰でもできる作業は自動で回ることを目指せ
5 どうしたらできるかで人生は変わる
①人に任せられるようになる
②落ち込んでいる暇がなくなり有効な時間が生まれる
③失敗を成功につなげられるようになる
④ポジティブな人が寄ってくる
⑤目覚めがよくなり朝からエンジンがかかる
6 なぜ成功したのかを考える
7 成功分析の成功の秘訣は分解から
8 ベンチマークで速く成功に近づく
→成功事例を模倣しながら成功に近づく
<3>誰でも真似できるトヨタでの現場時短術
07 仕事に完璧主義は必要なし
08 正確さより実行力とスピードが重要
10 仕事力を鍛える25%ルール
→設定された期限を自ら25%縮めてしまう
<4>圧倒的な時短術
実現するトヨタの問題解決
「なぜを5回繰り返す」
<5>短時間でチーム全体の生産性を上げるトヨタの仕組み
「人間関係は口より耳で作れ」
「タテ・ヨコ・ナナメの人間関係を築け」
「相手の話の80%きくことができれば成功する」
Posted by ブクログ
★今までやって来たこと与えられた環境を疑い、何か別の良い方法はないかと常に考える。
★会社から求められている事を理解し、それに対して自分ならではの価値をぶつける事に焦点を当てなければならない。
★ラクになる為の情報への投資は最重要。
★時間は動作の影。いかに無駄な時間を生み出さないか。常に動線の選択をする。エレベーターでは閉じるボタンを押してから階数を押す。
★手足を動かすだけでなく頭を使って目の前の仕事にアイデアを付加し、効率を上げていく事が働くという事。創造的でない仕事は全て自動で行われるべき。
★自動化に取組む際先ずは自分自身の仕事を細かく分析する事。
★習慣化のコツは流れを作る事。習慣にしたい事をすでに習慣にしている事に繋げて1つの流れにする。
★生活の最適化→やりたい事をする為には、今の生活にどうやってそれを取り入れていくかを考える。
★出来ないと決めつけて言い訳を考えるのではなく、どうしたら実現できるのだろうかと考える。
★成功への近道は、成功事例をベンチマーキングする事。手段を模倣する。
★年間平均150時間物を探すのに使っている。
★一時保管場所を作り、不用品は期日が来たら捨てる。
★成果に繋がらないことはやらないと決める。
★スキマ時間に出来る事①残務処理②次の仕事を生み出す仕事=調べ物③未来に繋がる仕事=読書や自分への投資
★新しい事を始めるには事前調査よりも最小規模で行動してみる。
★なぜ?を5回繰り返す事で問題の根本原因を絞り込む。
★仕事の背景(目的.重要性.その人に頼む理由)も伝える事で上司と部下の行き違いがなくなる。
★マニュアルは手順通りに進めるだけでなく、作成した人と同じ時間で業務を終える為のもの。
★自分の分身をどれだけ育てられるかも評価。