【感想・ネタバレ】幻影の天守閣 新装版のレビュー

あらすじ

無役の小普請から念願のお役に就いた御天守番の工藤小賢太は、見回りに出た天守台で何者かに襲われる。小賢太は刺客を撃退したものの、それをきっかけに幕閣の政争に巻き込まれることとなる。そして、小賢太の前についに明らかになったのは、天守台に長く秘匿されてきた衝撃の「秘密」だった――。人気作家・上田秀人の光文社文庫デビュー作品に、大幅加筆した新装版。

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上田秀人の作品は、文章が読みやすく、かつ迫力がある。剣の達人で
御天守番の工藤小賢太が、見回り中に曲者を撃退したことから、家綱
の後継者をめぐる政争に巻き込まれていく、というストーリーだが、
次々と現れる強敵を倒していくさまは、子連れ狼の拝一刀を思わせる。
天守台の秘密もさもありなん、と思わせる内容。奥義の技を尽くして
の剣戟の描写は素晴らしい。上田氏の本業は歯医者さんで、作家は夜
の副業ということだが、専業の作家でも成功する人は少ない。本業の
傍らでこんな作品を書いているとしたらすごい才能だと思う。

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2020年10月12日

Posted by ブクログ

ばったばったと悪者を切り捨てていくのが気分爽快。最後に天守閣に隠された秘密もなるほど。読みやすかった。

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2017年02月19日

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