感情タグBEST3
Posted by ブクログ
さすが翻訳のベテランだけあって、目からウロコの情報が満載。大学生なら必読の一冊だろう。
・拳銃の「三十八口径」は正しくは「三八口径」
・翻訳者のPCには、聖書とシェークスピアを入れておくべし
・textは動詞で「携帯でメールを送る」という意味
・give a laughは鼻で笑う
・back painは背中の痛みではなく、腰痛
・イギリスの小説でbefore the warとあるとき、それは第一次世界大戦のことを指す。
・yesterdayにはすぐに、という意味もある
・nodはうなずく、もあるが、任意の方向に首を動かすという意味
・lip serviceは、口先で神をたたえながら実際にはそうしないこと、というずばりの意味がある。
・起きる、と起こるの違い。起きるは横のものが縦になること。起こるは新しく生じること。
Posted by ブクログ
翻訳に苦しんだり、手を染めかけている人におすすめ。
常識的で読みやすい内容が良い翻訳ということなのだろう。
ただし、ベテランの腕になる翻訳や、常識的な訳、
そして、味わいがある翻訳となると、その違いが判然としない。
その辺りは、翻訳を生業として初めて見当がつくものだろうか。
週間STの紙上連載がまとめられたもの。
翻訳を学ぶ上で参考になる点もあるが、どちらかと言えば、
思わず笑ったり、「ああ、自分も」と頭を抱えたりしながら
肩の力を抜きたいときに読みたい。