あらすじ
【先行拡大お試し版/本電子書籍は、通常書籍9月21日発売、電子書籍9月30日配信開始『誰が音楽をタダにした?──巨大産業をぶっ潰した男たち』を73ページ相当分まで読むことができます】田舎の工場で発売前のCDを盗んでいた労働者、mp3を発明したオタク技術者、業界を牛耳る大手レーベルのCEO。彼らのたどる道が奇妙に交錯し、CDが売れない時代に突入していった過程を描き出す。誰も語ろうとしなかった強欲と悪知恵、才能の友情の物語。
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様々な人の思惑を知る
今や音楽は一つの業界としてたくさんの権利やお金を保持している分野であるが、この書籍からは、昔からの人間個々人の利益や思惑によって、やがては巨大な産業である音楽の分野にまで悪い影響をもたらすことになるという警鐘が感じられる。
優れたものが勝つわけではない
MP3の規格化の話が特に興味深かった。その昔のビデオの規格 ベータかVHSかに始まり、携帯の通信規格 iMODEの話など「優れたものが勝つわけではない」というエピソードには事欠かないがMPEGの規格もそうだったのだ と改めて実感させられた。