あらすじ
先送り、先延ばし、
いつもギリギリ、やる気が出ない、
すべてのことがめんどくさい…etc.
すぐに動けない自分を救う39の技術!
『昨日の疲れが抜けなくなったら読む本』がベストセラーとなった大人気の精神科医・西多昌規氏が、
どうしてもやる気にならない状態からの脱出法を教えます!
・仕事を前にして、心にブレーキがかかってしまうときの簡単な対処法
・「めんどくさい」と思ったときの対処法
・いつも「やる気」あふれる人でいるための習慣術
・「やる気」を生み出す休み方
まで、豊富な具体例とともにわかりやすくアドバイスしていきます。
仕事のパフォーマンスを上げるためのコンディションの整え方指南に定評がある著者が教える、
「やる気が出ない」状態を抜け出し、「すぐやる人になる」ためのコツを教える1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
燃え尽き症候群、ワーキングメモリの機能低下や強迫的な部分が正に自分がやる気がでない原因の1つなのが、この本でようやく分かれたので、少し心に突っかかっていることが取り除けた気分です。
Posted by ブクログ
数多のモチベーションに関する本を読んだが、
地に足ついた方法が目白押しで、最も参考になる一冊だった。
全ての人にお勧めしたい。
以下、ネクストアクションとメモ。
◎ネクストアクション
思い悩んで「考えすぎている」時ほど、あれこれ考えずに、とにかく動いてみる
→やる気を司る「淡蒼球」「線条体」を刺激できるため
→目に見えるタスクをまずこなす
→考えるのをやめて歩く
→作業興奮: 乗り気ではなかったけれど、やるべき事を済ませている、という達成感が脳の報酬系をさらに刺激してやる気を起こす
自分にとっての理想を「妄想」する
→毎日思い続けられる理想を妄想しよう
→妄想力が強いと、生きる意欲を司る「前頭前野」を刺激し、行動とやる気を起こさせる
→「なりたい像」が明確だと、あたかも「なりたい像」になれたかのように振る舞い始め、実際に叶ってしまう
→妄想には抗うつ作用もある
「自分が好きな、自分だけの休み方」を実践する
→休日にあまり緩みすぎない、「疲れを癒せた」「有意義な休日を過ごせた」と思えないと疲れが取れにくい
ワーキングメモリーがパンクした時は、今抱えている仕事に優先順位をつける
→「今、すぐにやらなければならないことはこれだけだ、落ち着こう」
→好きなこと、簡単さ、〆切時間を加味する
仕事をやり切ったご褒美を「3つ」設定する
→「週単位」と「季節ごと」で用意する
→ブランドのスーツを買う、レストランに行く、1泊2日の旅行に行く、等具体的に!
→何かを目指して頑張る、そして〆切を設けることはやる気アップに繋がる
新しい事を始める時は「形から入る」「身銭を切る」
→ある程度のコストをかけることは自分に対する決意表明にもなる
5分間の「クイック瞑想」でリセットする
→静かな所に座り、周囲の物や人をなんとなく眺め、ぼーっとしながら、何も考えずに頭と心を空にする
朝の光を浴びて「セロトニン」を活性化する
18〜19時に運動、「ほどほどに疲れている状態」で寝つきをよくする
◎メモ
行動でしか人は変われない。
日本は「出る杭は打たれる」だが、「出すぎる杭は打たれない」国でもある、後者になれ
とにかく「すぐやる」ことが当たり前の時代には、やる気の問題等起こらなかった
→やらないと生きていけなかったから
→「すぐやる」ことが出来なくなりつつある昨今、それが出来るだけで差別化できる
→やる気を出さないでいる人は、使い捨てられるどころか、使われずに終わる
VUCA、自身のステータスが「いいね」で常に評価されている昨今、承認欲求は「昔のように人を押し除けて成長するためのもの」ではなく、「自己防衛=野心がなく、失敗を恐れるほど打たれ弱いのに、できれば褒められたい」になった
危険さえ感じる若者の「植物化」
→「その場でいかに自分を美しく見せるか」に終始し、動物のように「生きるために泥に塗れ、他と協働する」ことを避けている
やる気は「ご褒美」で高められる
→物質的なご褒美よりも、他者から褒められることが何物にも代え難いご褒美になる
Posted by ブクログ
まさにやる気の本である。
2017年一冊目になるかな?時差ボケで眠れなかったので、夜通しで一気に読んだ。
第1章は社会背景などを通じて、現代の日本人が一般的にやる気をうしなっていることを説明する一方で、やる気を持たないとやばいぞ!という危機感を煽る内容で、その煽りっぷりに違和感を感じたが読み進める。
「野心がなく打たれ弱いのに人には褒められたい」のが現代の日本人だという説には少しどきっとさせられたが。確かにそうかもしれない。
第2章は具体的にやる気のない状態の説明で、逃避・根拠なき自信・あきらめ、というやる気なし状態をどう変えていくかという話。自己啓発書をいくつか読んでいれば、そうだよね〜という内容だった。
第3章〜第6章で一気に具体性が深まる。第3章でやる気を出すコツを説明した後、それぞれ4〜6章でそれらのコツに対応する行動や習慣が解説されている。
こういうタイプの自己啓発書は、というか自己啓発書自体そうかもしれないが、読んでただ終わりでは全く意味がなくて、何かしら自分の行動に変化を起こさなくては意味がない。その点では、本書は具体的に理論を行動につなげる解説がされているのがわかりやすい。たとえば自分に対する「ごほうび」をどう設定すれば効果が得られやすいかを心理学の観点から説明したり、目標を見失ったり不安を感じたときにどう区切りをつければよいか、などである。
また、著者は精神科医であり、自分が怠惰になっているときや逆にやる気がある時には、脳の中でどのような物質が分泌されているか、ということを逐一説明してくれるので、私は脳の仕組みを全て理解していないながらも説得力を感じた。
2016年は自分に対するコントロールがおろそかになっていた年だったので、本書から得られた行動規範、特に自分に対するごほうびの厳格な設定と、仕事の能率が下がったときに区切り方を生活に取り入れて実践したい。
Posted by ブクログ
何はさておき体調管理。
行動しなくても生きていける現代で、どう動くのか。やる気を出す、というとなんだか疲れそうだが、やる気を出せないことで疲れているのが、今の私たちなのかもしれない。
パレートの法則
全体の20%のなかに重要なものが80%あるという経済理論
休み方で大事なのは、疲れが癒せたというイメージを脳に残すこと。
Posted by ブクログ
以前、SB文庫から出版されたものを、加筆修正・改題した単行本。書店でざっと読み比べたら、章の見出しや時事的な部分が違っているくらいで内容には大差ないように感じた。値段は倍になるのに…。内容はわかりやすく納得できるものだけになんか釈然としない。
Posted by ブクログ
やる気に関する本を2冊続けて読んだ。
現代人がやる気を出せなくなっている背景に始まり、
やる気がないとはどういう状況なのか、
やる気を取り戻すにはどうしたら良いのか等の手法が具体的に綴られている。
休息や体調管理にも触れており、
フィジカルとメンタルが総合的に語られているのが良かった。
Posted by ブクログ
やり始めないと作業興奮が出てこないからとりあえず始める。ましな作業からでも始める。ワーキングメモリーを正常に保つには一度にいろいろやりすぎない。メモして一時的に忘れてよくする。睡眠を十分にとる。小さな希望でいいので希望を持つ。それ相応の努力を要する高い理想があるとよい。パンクしたら優先順位をつける。高いものから順にひとつづつやる。考えることも行動も80%が一番良い。やるべきことは少しだけ手を付ける。締め切りを設ける。
脱線から軌道修正して体勢を立て直すのは非常に難しい。休みを取る。
ご褒美は行ってみること。週単位。
昼間にスイッチオフに15分程度仮眠をとる。休みで大切なのは疲れが癒せたというイメージを脳に残すこと。
やる気が出ないときは30分の散歩に出る。
期待はずれでした
下記は私個人として合わなかったという前提でお読みください。
まず大きく分けて前半に説明や理論のお話があり、
後半に実際やる気を出すやり方と構成されていると感じました。
後半に行くまでが長く感じ、いざやり方の話になったと思ったら、
もう終わり?というくらいものたりなさを感じました。。
私としては理論より方法を知りたかったので、残念な結果となりました。
星1個にしようと思いましたが一カ所だけ良いなと思ったところがあったので星2個の評価です。