あらすじ
絶望と希望の果てに。極限のサバイバルストーリー、ついに完結!! 立ち上がる。何度でも、何度でも。もう逃げない。――罪を抱え、地に堕ちることを選んだ日向(ひなた)。盛重(もりしげ)も憎しみの感情を捨てきれず、神矢(かみや)も背中の傷に苦しむ。だが今野(こんの)は、前へ進むことを決意する。全員で生きて帰る、強い思いを胸に――!! それぞれが下す、最後の決断。
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主人公の今野水希は、学校のクラスという狭い世界の中で空気を読んでうまく泳いで、頂点のグループに属していました。
これからもこのままの生活が続くと信じて疑っていなかった今野でしたが、クラスの交流キャンプへ向かう途中のバスが崖から転落したことで、全てが狂ってしまいます。
なんとか生き残ってバスから脱出した今野が再会したのは、同じグループに属していたハルでした。暗い森の中で立ちのぼる煙を頼りに向かった先にいたのは、ほとんど交流のなかったおとなしいクラスメイトの薄井と、一匹狼でクールな神矢。それから、今野とハルが嫌がらせを続けていた盛重の三人だったのです。
「クラス」という狭い水槽が崩壊した新たな世界で、極限状態の彼女たちの本音がぶつかりあいます。「生きて帰りたい」という思いは同じなはずなのに、どうしてこんなにうまくいかないのか……。悩む主人公たちの心の葛藤に胸が締め付けられます。
本来は決して交わることのなかった彼女たち。そんな彼女たちが懸命に生き抜こうとする姿に、きっとあなたも目が離せなくなるはず。ぜひ、最後まで駆け抜けてほしい作品です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ハルが生きてたーーー!
本当によかった!
気持ちをぶつけるのは大事なことだね
やっぱりひなたくん今野のことが好きだったんだね(´ω`)
ゆっくりでもいいから前へ向こう。
Posted by ブクログ
全巻通して自分の生き方を考えさせられるような内容でした・・・!
人間のずるいところとか、前向きに生きようとするところとか、リアルに描かれてました・・・!さすが「ライフ」のすえのぶ先生だなぁと思いました。
実写映画とかしたら話題になりそうだなぁとか思ったりして・・・^^
それぞれの答えを見つけた最終巻
前半のサバイバルものから、サスペンスへの路線変更で方向性が変わったマンガだったが登場人物それぞれが答えを見つけたので、そこは良かったかと思う。神谷さんやモリコさんとの会話も良かったし、主人公の「傷つくのが嫌だから、いろんなことを交わして生きてきた」という言葉は思春期の苦しさというテーマに立ち返っているので。ところで、死んで行ったクラスメートについてほとんど触れられていないのだが、そんなあっさりでいいのか?と今更思った。みんな、ドライだな〜。
Posted by ブクログ
6巻冒頭はすごく良かったと思うんだけど、ヒナタが犯人ってわけでもないのにヒナタが悪いみたいなムードで進んでいくのがちょっと‥。
最後もヒナタは殺人未遂になるかも‥とか言ってるけど、あれは女子たちが本当にヒナタを悪者にしたくないんだったらみんなで当時の状況を説明してあげれば良いのでは?と思ってしまう。
薄井のことは事故だし、市ノ瀬のことも極限状態での錯乱が起こしてしまった事故だと思うし罪かと言われるとそうではない。
結局、市ノ瀬も生きてたわけだし本人も「重盛じゃなくて自分に負けたんだ」って言うんだったらヒナタのこともかばってあげてよ。
つり橋を壊してしまう今野もよくわかんなかった。
せっかく面白いと思って読んできたけどラストにケチがついてしまったのが残念。
Posted by ブクログ
サバイバルという好きな題材。疑心暗鬼〜発狂〜まさかの展開とストーリー自体は良いけど、なんか浅い。絵がかわいいから迫力とか怖さが半減してるのかも。