あらすじ
時は平安。都では、東宮と契った女は物怪にとりつかれるという噂が流れていた。東三条家、温子姫の女房・弥生は、母・近江の死に関する妙な噂を耳にする。真相を探るため、旧知の人々を訪ねる弥生。母の遺した和歌が二つの噂に関係しているらしいと突き止めるが、周囲で次々と怪死事件が発生し……。愛憎と欲望渦巻く宮中を舞台に描く、時代ミステリー。『まやかし草紙』改題。
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Posted by ブクログ
平安ミステリ。なので歌の謎賭けやら宮中でのあれこれやらちょっとなじみないものが多めです。が、すらすら読めてぐいぐい引き込まれました。ミステリ部分も歴史部分も面白かったです。
Posted by ブクログ
平安時代が舞台の時代小説。ミステリー・ロマンス分有り。
平安時代は絢爛豪華な中に渦巻く闇が魅力的で大好きなのです。
その中でもお気に入りの1冊になりそう。
主人公コンビ(じじ様入れたらトリオ?)も元気いっぱいで良いのですが、脇役の結果的にハッピーエンドなロメジュリがいい味出してました。
平安ミステリー、もっともっと読みたいぞう!
手持ちはどっちかというと、平安ホラーの方が多いので。
陰陽師系は定番よね…。
Posted by ブクログ
舞台は平安時代。宮中の権力闘争と愛憎劇を題材にしたミステリー。
意外な展開もあって面白かったけど、真相がはっきりしないところもあった。特に気になったのが、
①山吹の首に琵琶の弦が巻き付いていたのは何故か。
②琵琶の中に柘榴石が入っていたのは何故か。
あの人の関与をほのめかしながらも、あえてはっきり書かなかったのかな~とは思うが、ちょっと消化不良な感じがする。