あらすじ
時は近未来2050年。 赤道直下の宇宙産業都市リンガには、ひたむきに働く女の子たちがいた。 宇宙服のデザインに挑む京野歩、月と地球を結ぶ軌道エレベーターに乗務する犬井麦穂……。 窮地に立たされても夢とスキルとプライドで乗り切る彼女たちのお仕事オムニバスストーリー。
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Posted by ブクログ
赤道直下に建設された軌道エレベーターの島、リンガ島で働く(主に日本人の)女の子のお話。と書くと普通のワーキングウーマンみたいな感じですけど、軌道エレベーターが実用化されていて、世界中からいろんな人が集って半ば企業城下町化した島、なんて設定はまんまSFな訳です。その辺の混ざり具合が何とも絶妙。
あと、肝心の軌道エレベーターとか、それに乗って宇宙でバリバリ働く女性みたいなのは出てこないのですが、そこをあえて出さないのも何というか、「生活臭」みたいなのがあって好きですw
余談ですけど、こういう自分のやりたいこと、やるべきことに一途に立ち向かっていく女の子ってなんかステキですよね。とはいえ、(遭ったこと無いから分からないけど)そういう女性に想いを寄せても結局は報われないんでしょうけど。
だがそれがいい、のかも。
Posted by ブクログ
『天冥の標』シリーズが好きな人は、この本に収録された短編「セハット・デイケア保育日誌」を読んどくと良いよ。
以下、ネタバレ→
アウレーリア一統始祖のキンダー時代のお話なのです。