【感想・ネタバレ】青い約束のレビュー

あらすじ

アナリストとして活躍する宮本は、高校時代の親友・有賀と再会する。 二人の友情を決定的に引き裂き、恋人・純子を永遠に奪った“あの事件”からすでに二十年以上の歳月が過ぎていた。 必然がたぐり寄せた邂逅が、封印したはずの忌まわしい過去を甦らせ、開かずの真実の扉をこじあける。 圧倒的な完成度と衝撃の結末! 涙なしには読み終えない傑作エンターテイメント小説!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「仕事」×「失った恋」×「友情の再生」がテーマと思える物語でした。高校時代に何故、恋人と親友を同時に失ったのかを軸に、現代日本の経済動向を交えた内容は読みやすく、もう少しエッジが効いていても良いかなと思えるほどバランスが良かったです。「親友」という言葉に嫉妬を覚えるくらいアツいのは間違いないかと。

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2016年04月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新聞も経済面をスルーする私には
アナリストの主人公の話しが難しかった。
著者は経済新聞の記者だそうだ。

でもストーリーは青春時代の懺悔のようで
イタイけれど 入っていけた。

人間的な深みもそなえた主人公
ビジネスマンとしての活躍を期待します。

≪ 親友と 呼んでいいんんだ これからも ≫

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2021年06月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

青春小説であり経済小説であり回顧本であり善悪の話だ。
まぁ一番は経済小説だろう。とても為になった。
そしてその経済の話にノスタルジーをまぶして、泣かせる話も織り込んだと。
この経済の仕組みに興味のある年齢まで人生を進んだ人にはこのノスタルジーも沁みるだろうか。誰にでも青い光はあるもんなあ。
誰も悪くないのにすべてがハッピーにはなれないんだと、概念ではなく事実として知るのはいつの頃だったか。
まさにコントロールできない経済のように。

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2021年04月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作内の表現の節々(カミソリ〜とか、シャイニングの別バージョンとか…)に一つ上の世代のセンスを感じ、加えて経済の小難しい話も出てくると、理解力の乏しい私の脳はオーバーヒート。今ひとつ入り込めない気持ちがありました。

それでも後半、有賀の手紙の内容と病院でのやりとりには、ベタだなーと思いつつもグッと来る気持ちを抑えることができませんでした。電車の中で読んでいてちょっと涙腺がヤバそうになったほど。

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2016年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公は若かりし時の希望に満ちた未来と、現実とのギャップにじりじりと過ごしていた。修一は経済の専門家として一般的には成功した人生を過ごしていた。あるとき高校時代に決別した親友有賀と出会う。修一と有賀と純子とサチで、過ごした高校時代、ある事件をきっかけに純子は自殺し、みなばらばらになった。結局詳細は示唆されることなく、今に至る。あの時何があったのか?また修一は伯父の影響で皆を幸せにする経済の専門家を目指していたが、しがらみの中で、よくある経済の専門家として成功していた。親友との再会で、理想を目指しだす。2つのストーリーはあまり関係ないですが、経済の方は興味深かったですし、青春時代の話もありきたりですが、ドキドキして読めました。

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2016年05月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『今、いちばん泣ける文庫です。』という宣伝文句に惹かれ、この本を購入しました。
現役新聞記者の作品というだけあり、中身の半分以上が経済に関することでした。読んでいて自身の知識不足のせいか、理解するのに苦労しました。しかし、現社会の実態や経済に対する懸念を作品によって示唆する作者の思いも何となく伝わります。

純子と修一と有賀の事件の真相が作品の最後に明らかになり、なるほどと腑に落ちる展開ではありました。しかし、その後の余韻は感じられず、期待以上の感覚は得られませんでした。

駿や、美加の子どもの今後を考えて涙が出ましたが、心に響くというよりは、経済についての感心が少し高まるような作品だと思います。

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2015年04月15日

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