【感想・ネタバレ】青い約束のレビュー

あらすじ

アナリストとして活躍する宮本は、高校時代の親友・有賀と再会する。 二人の友情を決定的に引き裂き、恋人・純子を永遠に奪った“あの事件”からすでに二十年以上の歳月が過ぎていた。 必然がたぐり寄せた邂逅が、封印したはずの忌まわしい過去を甦らせ、開かずの真実の扉をこじあける。 圧倒的な完成度と衝撃の結末! 涙なしには読み終えない傑作エンターテイメント小説!!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

青春ってなんでもう戻れないんだろう。戻りたいしやり直したいことだらけ、でも今を生きているんだなって気持ちにさせてくれる

0
2023年05月19日

Posted by ブクログ

面白くて一気に読んでしまった。債券アナリストとして活躍している主人公が、二十年以上前の恋人の自殺から疎遠になっていた高校時代の親友と再会するところから物語がスタートする。実在の大手証券のアナリストからの情報なのか、金利動向の考え方やアナリスト業務についてなど、細部にわたりリアリティーがある。経済問題と二人の関係が上手く絡み合って展開し、感動のラストまでスピードアップして読んでしまった。

0
2020年10月26日

Posted by ブクログ

「絶対に泣ける」との帯封に惹かれました。泣きはしませんでしたが、泣きそうになりました。ここまで自分は出世できてはいませんが、なんとなくダブる感覚もあり、切なさと、やるせなさを感じつつ、前に向いて、希望を持って歩むことの大切さを感じました。
読んでよかったです、心が洗われました。

0
2017年05月31日

Posted by ブクログ

内容(「BOOK」データベースより)
アナリストとして活躍する修一は、高校時代の親友・有賀と再会する。二人の仲を引き裂き、恋人を永遠に奪った“あの事件”からすでに二十年以上の歳月が流れていた…。現役新聞記者ならではの経済問題への鋭い切り込みと、骨太なストーリーで話題を呼んだ傑作が遂に文庫化。

正直経済の部分に関しては良く分からないですが、国債と金利の関係が何となく分かってきました。
さて、それ以上にこの表紙と題名に象徴される青春の光と影(死語?)に僕の年代の男は魂揺さぶられると思います。僕は揺さぶられました。
僕はあまりこういう友情的な事が学生時代に無かったのですが、やはり友情っていいなあとしみじみ思いました。
経済に詳しい人が読んだらもっとのめり込めるはず。僕は経済に全然関心ないけれどこれだけ読まされたのだから。

0
2016年10月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「仕事」×「失った恋」×「友情の再生」がテーマと思える物語でした。高校時代に何故、恋人と親友を同時に失ったのかを軸に、現代日本の経済動向を交えた内容は読みやすく、もう少しエッジが効いていても良いかなと思えるほどバランスが良かったです。「親友」という言葉に嫉妬を覚えるくらいアツいのは間違いないかと。

0
2016年04月26日

Posted by ブクログ

ぅん。なかなか面白かった。
絵から、勝手に、the青春の話かと思ったら、そう遠くはなく、結局はそこに話は帰っていくものの、実は一番初めに財務省の話とか出てきて、へっ??って思った(笑)。大してあらすじも読まずにジャケガイしてしまいましたからのぉー。
でも、なんていうか、社会人へのエールになる本、っていうか。良かったと思います。じーんと来るし。





※ネタバレ※
高校時代の親友3人組。
付き合う2人とあと1人の男の子。
女の子の自殺事件を機に、関係が崩れ、今に至る…。
それを、もういい年した大人になった今、解決の糸口がほどけていく…そんな物語。

0
2015年06月07日

Posted by ブクログ

修一と純子が喧嘩した後のくだりが面白い
有賀の送った修一への手紙で真実を語る勇気と修一に心配かけまいとする気遣いに感動した

0
2015年05月08日

Posted by ブクログ

高校時代の輝く日常から一転して親友と恋人を失ってから二十数年…

「青春は二度と戻ってこない」

わかってるけど歯がゆい。

親友の死の前に真実を知って尚更歯がゆい…。

経済のことはよくわからないが、熱い人間模様が描かれた小説だというのは充分に伝わってくる。

0
2014年11月29日

Posted by ブクログ

高校生の時の恋と友情、そしてそのどちらも壊れ、大人になってからその理由が判明する。
これだけだと青いお涙頂戴の物語のようだが、そこに経済の話が交錯し、読みごたえのある内容だった。
帯に「今、一番泣ける文庫です」と、あまりいただけないキャッチコピーがあるが、なるほど終盤は目がちょっとうるうるでした。

0
2014年11月28日

Posted by ブクログ



墓場まで持っていくつもりの秘め事。

しかし、自らの命が終わりを告げると知り、その秘密を明かす。

その秘密を聞かされたものは。
自分のせいで、あるものの命が失われたこと。
失われた命は、自分を守ろうとしていたこと。
秘密を保持していたものを怨んでいたのに、実はその秘密保持者も自分を守ろうとしていた。

経済アナリストと経済新聞記者の物語。

作者自身が現役の新聞記者とのことで、作中の経済問題への切り込みが鋭い。
2007年の作品だが、作中で懸念されている日本経済への懸念が2023年現在、ほぼ描かれるようになっている。

中年にも若かりし頃はあり、人の数だけ歴史あり。
読み手が若ければ、青春群像に捉えられるし、中年が読むと微かな哀愁を感じる一冊でした。

0
2023年01月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新聞も経済面をスルーする私には
アナリストの主人公の話しが難しかった。
著者は経済新聞の記者だそうだ。

でもストーリーは青春時代の懺悔のようで
イタイけれど 入っていけた。

人間的な深みもそなえた主人公
ビジネスマンとしての活躍を期待します。

≪ 親友と 呼んでいいんんだ これからも ≫

0
2021年06月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

青春小説であり経済小説であり回顧本であり善悪の話だ。
まぁ一番は経済小説だろう。とても為になった。
そしてその経済の話にノスタルジーをまぶして、泣かせる話も織り込んだと。
この経済の仕組みに興味のある年齢まで人生を進んだ人にはこのノスタルジーも沁みるだろうか。誰にでも青い光はあるもんなあ。
誰も悪くないのにすべてがハッピーにはなれないんだと、概念ではなく事実として知るのはいつの頃だったか。
まさにコントロールできない経済のように。

0
2021年04月04日

Posted by ブクログ

青春の過ちを中年になって後悔するという、ありがちな設定ではあるが、それでもページをめくる手が早くなるのは展開のうまさであろうか。経済の話は少し重い気もするが、ついていければそれなりに楽しめるはず。ついていけなくても大丈夫だけど。四十代後半から五十代前半のちょっと疲れている中間管理職の方にお勧め。

0
2018年05月12日

Posted by ブクログ

全く泣けなかった。金融アナリストの見解の話が延々と続くが、その話がしたくて、ストーリーはおまけ的感じがした。
また、子供が男の子だと受け継ぐものを残せていて、女の子だとそれが無いような記述は腹が立った。

0
2017年07月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作内の表現の節々(カミソリ〜とか、シャイニングの別バージョンとか…)に一つ上の世代のセンスを感じ、加えて経済の小難しい話も出てくると、理解力の乏しい私の脳はオーバーヒート。今ひとつ入り込めない気持ちがありました。

それでも後半、有賀の手紙の内容と病院でのやりとりには、ベタだなーと思いつつもグッと来る気持ちを抑えることができませんでした。電車の中で読んでいてちょっと涙腺がヤバそうになったほど。

0
2016年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公は若かりし時の希望に満ちた未来と、現実とのギャップにじりじりと過ごしていた。修一は経済の専門家として一般的には成功した人生を過ごしていた。あるとき高校時代に決別した親友有賀と出会う。修一と有賀と純子とサチで、過ごした高校時代、ある事件をきっかけに純子は自殺し、みなばらばらになった。結局詳細は示唆されることなく、今に至る。あの時何があったのか?また修一は伯父の影響で皆を幸せにする経済の専門家を目指していたが、しがらみの中で、よくある経済の専門家として成功していた。親友との再会で、理想を目指しだす。2つのストーリーはあまり関係ないですが、経済の方は興味深かったですし、青春時代の話もありきたりですが、ドキドキして読めました。

0
2016年05月24日

Posted by ブクログ

組織の論理と自分の信念の間に揺れる金融アナリスト、という経済小説としてはありがちな設定。
さらに高校生当時は知らなかった真相は、前半から不自然に隠されていたので「もしや」とは思っていたものの、本当にこんな陳腐なものだったとは…
読みやすい文体だと思うので、もう少し深いアイデアを入れられるようになるのを期待したいです。

0
2015年12月20日

Posted by ブクログ

男が泣く恋愛小説とあり惹かれる。40前後という年齢の社会的な心理やそれだけではない諸々の描写が丁寧に描かれていて、好感が持てる。

0
2015年10月17日

Posted by ブクログ

現代版「こころ」ということだったので、読んでみました。
若かりし頃の純粋さや夢。
今の現実、変わってしまったもの。
でも、変わってないものもあると思えるような一冊。
友情や恋愛や仕事や色々がまとめて詰まってた。

0
2015年09月20日

Posted by ブクログ

国債とか経済の話はちょっと難易度が高かった。男の人からの仕事と恋愛の話なので、バランスの問題なのかな。
ストーリーが進むにつれ、男の友情が熱く描かれていて後半は一気読み。

0
2015年08月23日

Posted by ブクログ

「企業戦士がこの本を読んで泣いています」がキャッチフレーズ。
なぜ企業戦士なのかは読み始めてすぐに分かるし、物語後半には読者を泣かせようという意図まるみえの文章が密度濃く散りばめられている。これで泣かなきゃ人間じゃないというほどに。
そもそも、悲しいことがあったり、苦しかったり、痛かったりした場合に泣くのが人間の常。ま、笑いすぎて泣くこともあるけれど。
しかし、そういった状況ではなくても、自分から進んで泣きたくなることもある。感涙小説を読むのはまさにそんな時だ。つまり、泣くことにはある種の快感が伴うのではないか。だからこそ、自分の生活において泣けることが無い場合に、わざわざ泣ける小説を手にとって号泣する。小説の中の泣ける状況に自分を置いて泣く。これは読者自身の幸せ確認作業なのではないかと思ってしまう。

0
2015年06月10日

Posted by ブクログ

うーん、これは。
感動系で売り出すのはどうかと。

話の流れもスムーズでストーリーも面白いんです。
だけど、青春の思い出!男の友情!
感があまり好みではなかったです。

私が主人公だったとして、最後の事実を知ってしまった後、立ち直れる気が全くしない。
爽やかな題名と割とポップな表紙と内容がマッチしない。

0
2015年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『今、いちばん泣ける文庫です。』という宣伝文句に惹かれ、この本を購入しました。
現役新聞記者の作品というだけあり、中身の半分以上が経済に関することでした。読んでいて自身の知識不足のせいか、理解するのに苦労しました。しかし、現社会の実態や経済に対する懸念を作品によって示唆する作者の思いも何となく伝わります。

純子と修一と有賀の事件の真相が作品の最後に明らかになり、なるほどと腑に落ちる展開ではありました。しかし、その後の余韻は感じられず、期待以上の感覚は得られませんでした。

駿や、美加の子どもの今後を考えて涙が出ましたが、心に響くというよりは、経済についての感心が少し高まるような作品だと思います。

0
2015年04月15日

Posted by ブクログ

アナリストの主人公と、その高校3年最後の夏の出来事を巡る話。

文中の所々に金利や債券の細やかな話が出てくるけど、必要だったのか…?
陰鬱な空気のトンネルを抜けた先は、少し前を向く主人公の背中。でも、やっぱり重い。。

「たられば」の主人公。最期まで貫き生きた親友の有賀。
対比させると、本当に主人公の弱さが露わになって、ちょっと辛い…。
もう少し救いがあっても良かったのでは?

読後感の爽快感は得られず。。

0
2015年02月24日

Posted by ブクログ

経済のお話は少し飛ばして読んだ。
友情ものは筋がわかってしまってもグッとくる。
こういう話を読んだ後に、思う相手が自分にとって大切な友達なんだと思う。
最近のことは忘れても、あの時代のことは昨日のことのように思い出せることが不思議。

0
2015年02月08日

Posted by ブクログ

アナリストの修一と新聞記者の有賀。高校時代のある事件をきっかけに絶縁していた二人の再会。現在と過去を描きながら、事件の真相が明かされるという話。

事件の真相自体は驚きに満ちたものではなくベタな話。しかし、修一の仕事がアナリストであることから、国債発行や経済情勢、金融機関や財務省の思惑等が織り交ぜられていて話に奥行があった。経済小説などを全く読まない人には理解しづらい部分かもしれないが、個人としての仕事へのプライドと組織の論理との間で苦しむ現在と、仕事に理想を抱いていた青い時代がリンクしていて、良い構成だと思った。

仕事に対してアツい気持ちを持ち続けられる男性って素敵だな。周りの評価に甘えて、泣くほど必死に働けなくなったのはいつからだろう。褒められたり気遣われたりする度に自己嫌悪と閉塞感しか感じられない自分が嫌だ。心を殺さないと利益をうめない仕事って何なんだろう。


*以下引用*

* 俺、思うんだけどさ、経済成長の目的ってさ、競争でみんなが疲弊するためのものじゃないはずだよ。(p36)

*確かに最低限の経済の豊かさってのは必要なんだが、貧しい国を無理やり成長させればいいっていう話じゃないんだよなぁ。むしろ逆で、そんなやみくもな成長の競争じゃあ、問題はさらに悪化する。産業革命時代のイギリスや明治の頃の日本みたいに、労働者が朝から晩までこき使われて工場の中でたくさん死んでいったり、水俣病やイタイイタイ病みたいに、企業が環境を壊してしまってそこでまた人が苦しんだりする。大事なのは、そこに属している人が本当に豊かになる成長のあり方、人が経済の犠牲にならず、環境も壊さない成長のあり方なんだ。そういうまるきり新しい枠組み、メカニズムを、誰かが見つけないと駄目なんじゃないかなぁ (p39)

*金利情勢次第ではあるが、基調としてはこれから銀行は、リスクを避けるために国債の保有高を少しずつ減らしていくだろう。同時に円が急落してもいいように、さまざまな形でヘッジをかける。確率がそれほど高いとは思っていないものの、もし実際に極端な円安が起きたなら、今まで通り何が起きているかも知らされなかった個人が逃げ遅れ、営々と働いて積み上げた円資産の暴落を呆然と見守ることになりかねない。 (p85)

*でもこの国の抱えてる構造的な問題はより大きいから、長期的には少しずつこの国は沈んでいく。そしてみんな、この先に待ってるものをうすうすわかってるのに、知らない振りをして笑っている (p171)

*星も同じだよな。ここに見えている光のうち、すでに星そのものは消えてしまって、光だけが届いているものがあるだろう。この街の様子は、それに似てると思わないか。本当はすでに死んでしまっている星の、昔の光。(p173)

0
2015年01月14日

Posted by ブクログ

みんな書いてるけど、確かに帯に騙された感。
泣きはしなかった(~_~;)
純子は不幸だったけど、何があったかは予想できたし、アナリストの仕事のくだりは飛ばし読み。
男の友情はかっこよかったけど、有賀はルックスも頭もよく、出来過ぎ〜
ラストが気になり一気に読んだら、最後はえー、そこまでそのせいなのか、と。
ビジネスマンはこの本読む暇ないでしょう。

0
2015年01月05日

Posted by ブクログ

百田尚樹の「影法師」を思い出してしまった。何十年も会えなくても、どんな誤解があっても、ずっと相手を想っている友ってすごい。 でも、経済の話がちょっとむずかしくて、その部分はあまりおもしろくなかった。修一の仕事の様子を描くのに必要であるとは思うが。

0
2014年11月25日

Posted by ブクログ

このストーリーに経済がどうとか金利がどうとか細かい内容が結構多いが、この話にどういう効果をもたらしているのだろうか?この辺りの話はもっと簡略化した方が読みやすいと思う。ラストはストーリーに引き込まれた。

0
2014年11月21日

Posted by ブクログ

平積みしてあったので手にした本。(今、いちばん泣ける文庫です。)って、帯にある。まぁ、確かに泣ける。でもそんなにいいなぁーとは思わなかった?なんでだろ、作られた感じがしたからか!?

0
2014年11月20日

「小説」ランキング